【C#】C#演算子ガイド - 基本から応用までわかりやすく解説
2024-08-19
2024-08-19
C#のプログラミングでは、演算子を使って数値の計算や条件判断を行うことがとても重要です。この記事では、C#で使用される主要な演算子とその使い方を解説します。
算術演算子
算術演算子は、数値の計算に使用される基本的な演算子です。日常的な計算(加算、減算など)に使います。
主な算術演算子
+
: 加算-
: 減算*
: 乗算/
: 除算%
: 剰余(割り算の余り)
例)
int a = 10;
int b = 3;
Console.WriteLine(a + b); // 13
Console.WriteLine(a - b); // 7
Console.WriteLine(a * b); // 30
Console.WriteLine(a / b); // 3 (整数除算)
Console.WriteLine(a % b); // 1 (余り)
インクリメント・デクリメント演算子
++
: 1を加える--
: 1を減らす
例)
int x = 5;
x++; // xは6になる
x--; // xは5に戻る
比較演算子
比較演算子は、2つの値を比較し、その結果をtrue または falseで返します。主に条件分岐で使用されます。
主な比較演算子
==
: 等しい!=
: 等しくない>
: より大きい<
: より小さい>=
: 以上<=
: 以下
例)
int a = 5;
int b = 10;
Console.WriteLine(a == b); // False
Console.WriteLine(a != b); // True
Console.WriteLine(a > b); // False
Console.WriteLine(a < b); // True
論理演算子
論理演算子は、複数の条件を組み合わせるために使用されます。条件が複数ある場合に便利です。
主な論理演算子
&&
: 論理AND(両方の条件がtrue のときtrue になる)||
: 論理OR(どちらか一方でもtrue ならtrue)!
: 論理NOT(trueとfalseを反転させる)
例)
bool x = true;
bool y = false;
Console.WriteLine(x && y); // False
Console.WriteLine(x || y); // True
Console.WriteLine(!x); // False
代入演算子
代入演算子は、変数に値を代入するための演算子です。複合代入演算子を使うと、計算しながら代入することができます。
主な代入演算子
=
: 単純代入+=
,-=
,*=
,/=
: 複合代入
例)
int a = 10;
a += 5; // aは15になる
a *= 2; // aは30になる
ビット演算子
ビット演算子は、数値のビット(0と1の状態)を操作するための演算子です。特定のフラグの操作やビット単位の処理で使用されます。
主なビット演算子
&
: ビットAND|
: ビットOR^
: ビットXOR~
: ビット補数(ビット反転)<<
: 左シフト>>
: 右シフト
例)
int a = 5; // 0101(二進数)
int b = 3; // 0011(二進数)
Console.WriteLine(a & b); // 1 (0001)
Console.WriteLine(a | b); // 7 (0111)
条件演算子(三項演算子)
条件演算子(三項演算子)は、1つの条件に基づいて、2つの値のうちどちらかを選択します。
構文
条件 ? 真の場合の値 : 偽の場合の値
例)
int age = 20;
string status = (age >= 18) ? "成人" : "未成年";
Console.WriteLine(status); // 成人
null合体演算子
null合体演算子は、変数がnullの場合に代替値を設定するために使用されます。
主なnull合体演算子
??
: nullの場合に代替値を返す
例)
string name = null;
string displayName = name ?? "ゲスト";
Console.WriteLine(displayName); // ゲスト
まとめ
C#の演算子は、計算や条件分岐、データの操作など、あらゆる場面で使われます。この記事で紹介した演算子を使いこなすことで、プログラムのロジックを自由自在に書くことができるようになります。これらの演算子を実際に使いながら、C#のスキルを磨いていきましょう。演算子の使い方に慣れていくことで、より効率的で読みやすいコードを書けるようになります。