【Git】VSCodeでGit操作の手順 コマンドを使ってのクローンからプッシュまで

ターミナルを活用することで、Gitのコマンドもスムーズに実行することができます。ここでは、Gitのクローンからプッシュまでの一連の手順を解説します。

事前準備

事前準備として、下記を準備しておく必要があります。

• VSCode をインストール
• Git をインストール

VSCode でクローンするフォルダを選択する

1. VSCodeを開きます。
2. [File] - [Open_Folder]を選択します（Ctrl+K Ctrl+O）。
3. クローンするフォルダを選択します。

統合ターミナルを開く

1. メニューバーの[表示] - [コマンドパレット]を選択します (Ctrl+Shift+P)。
2. パレットに [terminal] と入力して [Terminal: Create New Terminal in Editor Area] を選択します。

リポジトリをクローンする

1. GitHub のマイページにアクセスします。

2. [Repositories]を選択し、クローンするリポジトリを選択します。

3. [Code]をクリックし、リポジトリの URL コピーボタンをクリックします。

4. VSCode にもどり、[Explorer]をクリックします。 プロジェクトのフォルダがまだ作成されていないことを確認します。

5. ターミナルに下記コマンドを入力してクローンを行います。

   git clone [リポジトリのURL]
   

   リポジトリのURLには先ほど GitHub のページコピーしたリポジトリの URL を入力します。 例

   git clone https://github.com/ShunMare/sandbox.git
   

6. Explorer を確認するとフォルダが作成されていることが確認できます。

変更したファイルをステージに追加する

1. 作成されたディレクトリに移動します。

   cd [クローンしたリポジトリのディレクトリ名]
   

   例

   cd sandbox
   

2. [New File]をクリックし、ファイル名を付けます。 clone した状態から差分（ファイルの新規追加や変更）がある場合、そのファイルはステージに追加する対象になります。

3. [SOURCE CONTROL]を選択し、差分を確認します。 [Changes]に先ほど追加したファイルが表示されることが分かります。 [Changes]に表示されているファイルがステージに追加できる対象になります。

4. 変更をステージに追加します。 下記コマンドで変更したファイルをステージに追加することができます。

   git add [変更を加えたファイルパス]
   

   例

   git add test.txt
   

   すべての変更をステージに追加する場合は、下記コマンドで行うことができます。

   git add .
   

5. [SOURCE CONTROL]を選択し、変更したファイルがステージに追加された確認をします。 [Staged Changes]にステージに追加されたファイルが表示されます。

変更をコミットする

ここでは branch を変更せずに、main に変更をコミットします。

1. 現在のブランチを確認します。 下記コマンドでブランチの一覧を表示します。

   git branch
   

   *が付いたブランチ名が現在のブランチ名となります。 ここではmainブランチが現在のブランチ名となります。

   * main
   

2. 必要な場合、branch を作成します。 ここでは詳細の説明を省きます。 ブランチ作成のコマンドは、下記になります。

   git branch "ブランチ名"
   

   上記では branch の作成だけを行い、現在のブランチの切り替えは行いません。 新規で branch を作成する場合は、切り替えも同時に行うことが多いので下記コマンドを基本的に使うとよいでしょう。

   git checkout -m "ブランチ名"
   

3. ステージに追加された変更をコミットします。 下記コマンドでステージに追加した変更をコミットすることができます。

   git commit -m "適切なコミットメッセージを入力"
   

   例

   git commit -m "testファイルの追加"
   

4. [SOURCE CONTROL]を確認し、[Sync Changes]と表示されていることを確認します。

変更をリモートリポジトリにプッシュする

1. 現在のブランチを下記コマンドでプッシュします。

   git push origin HEAD
   

2. [SOURCE CONTROL]を確認し、[commit]に表示が戻ったことを確認します。

3. GitHub のマイページにアクセスします。 対象のリポジトリを選択し、ブランチを選択すると先ほどの追加されていることを確認できます。

VSCode の統合ターミナルは、コマンドラインツールとしての Git との連携を非常に簡単にします。GUI ツールも便利ですが、コマンドを覚えることで、より柔軟かつ効率的に Git 操作を行うことができるようになります。