【HALCON】compose6 関数について - 6つの画像を結合する
2024-08-30
2024-08-30
HALCON
のcompose6
関数は、6つの入力画像を1つのマルチチャンネル画像に結合するために使用されます。多くの情報を1つの画像に集約したい場合に特に有用です。
compose6 関数の概要
compose6
関数は、6つの入力画像をそれぞれ別々のチャンネルとして1つの画像に結合します。この方法は、複数のセンサーからのデータを一つにまとめたい場合などに利用されます。
使用方法
基本的な使用方法は以下の通りです。
compose6(Image1, Image2, Image3, Image4, Image5, Image6, &MultiChannelImage)
Image1
1つ目の入力画像(例: 赤チャンネル)。Image2
2つ目の入力画像(例: 緑チャンネル)。Image3
3つ目の入力画像(例: 青チャンネル)。Image4
4つ目の入力画像(例: アルファチャンネル)。Image5
5つ目の入力画像(例: 赤外線チャンネル)。Image6
6つ目の入力画像(例: 深度情報など)。MultiChannelImage
6つの入力画像を結合して得られる出力画像。
具体例
以下に、compose6
関数を使用して6つの画像を1つのマルチチャンネル画像に結合する例を示します。
* 6つのグレースケール画像を読み込み
read_image(&Image1, 'red_channel_image.tif')
read_image(&Image2, 'green_channel_image.tif')
read_image(&Image3, 'blue_channel_image.tif')
read_image(&Image4, 'alpha_channel_image.tif')
read_image(&Image5, 'infrared_channel_image.tif')
read_image(&Image6, 'depth_channel_image.tif')
* 画像を結合してマルチチャンネル画像を作成
compose6(Image1, Image2, Image3, Image4, Image5, Image6, &MultiChannelImage)
* 結果の表示
disp_image(MultiChannelImage, WindowID)
この例では、赤、緑、青、アルファ、赤外線、そして深度情報を持つ6つのチャンネル画像を結合して、1つのマルチチャンネル画像を生成しています。
応用例
compose6
関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。
- マルチスペクトル解析
異なるスペクトルの情報を一つの画像にまとめることで、より詳細な解析が可能になります。 - 複数センサーの統合
可視光、赤外線、深度情報など、異なるセンサーからのデータを統合し、一つの包括的な画像を作成します。 - 高度な画像処理
例えば、産業用検査で多次元データを一つの画像にまとめて処理する際に使用されます。
まとめ
HALCON
のcompose6
関数は、6つの画像を1つのマルチチャンネル画像に結合するための強力なツールです。この関数を使用することで、複数の情報を含む画像を効率的に作成・処理することが可能になります。