【HALCON】compose7 関数について - 7つの画像を結合する

HALCONのcompose7関数は、7つの入力画像を1つのマルチチャンネル画像に結合するために使用されます。これは、多様な情報を持つ画像を効率的にまとめる際に特に有用です。

compose7 関数の概要

compose7関数は、7つの異なる入力画像を、それぞれ別のチャンネルとして1つのマルチチャンネル画像に結合します。このアプローチは、複数のセンサーから得られる異なる種類のデータを統合し、一つの包括的なデータセットとして扱う場合に役立ちます。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

compose7(Image1, Image2, Image3, Image4, Image5, Image6, Image7, &MultiChannelImage)

• Image1
  1つ目の入力画像（例: 赤チャンネル）。
• Image2
  2つ目の入力画像（例: 緑チャンネル）。
• Image3
  3つ目の入力画像（例: 青チャンネル）。
• Image4
  4つ目の入力画像（例: アルファチャンネル）。
• Image5
  5つ目の入力画像（例: 赤外線チャンネル）。
• Image6
  6つ目の入力画像（例: 深度情報など）。
• Image7
  7つ目の入力画像（例: テクスチャ情報など）。
• MultiChannelImage
  7つの入力画像を結合して得られる出力画像。

具体例

以下に、compose7関数を使用して7つの画像を1つのマルチチャンネル画像に結合する例を示します。

* 7つのグレースケール画像を読み込み
read_image(&Image1, 'red_channel_image.tif')
read_image(&Image2, 'green_channel_image.tif')
read_image(&Image3, 'blue_channel_image.tif')
read_image(&Image4, 'alpha_channel_image.tif')
read_image(&Image5, 'infrared_channel_image.tif')
read_image(&Image6, 'depth_channel_image.tif')
read_image(&Image7, 'texture_channel_image.tif')

* 画像を結合してマルチチャンネル画像を作成
compose7(Image1, Image2, Image3, Image4, Image5, Image6, Image7, &MultiChannelImage)

* 結果の表示
disp_image(MultiChannelImage, WindowID)

この例では、赤、緑、青、アルファ、赤外線、深度情報、およびテクスチャ情報を持つ7つのチャンネル画像を結合し、1つのマルチチャンネル画像を生成しています。

応用例

compose7関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• 高度な画像解析
  異なる情報源（可視光、赤外線、深度、テクスチャなど）からのデータを統合し、より複雑な解析を行う場合。
• 多次元データの統合
  様々なセンサーから得られたデータを統合し、一つの包括的なデータセットとして扱う。
• 産業検査
  産業用検査において、多くの情報を持つ画像を効率的に処理するために使用。

まとめ

HALCONのcompose7関数は、7つの異なる画像を一つにまとめるための強力なツールです。この関数を使用することで、複数の情報を持つ画像を効率的に作成し、複雑な画像処理を実行することが可能になります。