【HALCON】concat_ocr_trainf 関数について - 複数のOCR学習ファイルを結合する

HALCONのconcat_ocr_trainf関数は、複数のOCR学習ファイルを結合して1つの新しいファイルを生成するために使用されます。この関数を使うと、個別の学習ファイルに含まれるすべての文字を、新たに指定したファイルに統合できます。新しいファイルの形式は、ocr_trainf_versionパラメータによって定義されます。

使用例

以下に、concat_ocr_trainf関数を使用した基本的なコード例を示します。

* 複数のOCR学習ファイルを結合する
concat_ocr_trainf(SingleFiles, ComposedFile)

SingleFilesには結合したいファイルのリストを指定し、ComposedFileには生成されるファイル名を指定します。この関数を使用すると、新しいファイルには.trfという拡張子が自動的に追加されます。

concat_ocr_trainf関数の引数

• SingleFiles
  結合するOCR学習ファイルのリスト
• ComposedFile
  結合された新しいOCR学習ファイルの名前

注意点

• ComposedFileとして指定したファイル名には、SingleFilesに含まれるファイル名を使用できません。

並列処理の対応

concat_ocr_trainf関数は、並列処理にも対応しています。これは、複数のスレッドから安全に呼び出すことができるため、大規模なデータ処理時に役立ちます。

まとめ

HALCONのconcat_ocr_trainf関数は、複数のOCR学習ファイルを統合し、効率的に新しいファイルを作成するための便利なツールです。この関数を使用することで、学習データの管理が容易になり、OCRの精度向上に寄与します。