【HALCON】create_camera_setup_model 関数について - カメラセットアップモデルの作成

HALCONのcreate_camera_setup_model関数は、複数のカメラを使ったセットアップを構築するための関数です。この関数を使用することで、複数カメラの配置やパラメータを統合し、3Dシーンの正確な解析や再構築が可能になります。

create_camera_setup_model 関数の概要

create_camera_setup_model関数は、カメラの配置やパラメータを含むセットアップモデルを作成するためのものです。このモデルは、複数のカメラを使用した3Dビジョンアプリケーションで特に有用です。

使用方法

create_camera_setup_model関数は以下のように使用します。

create_camera_setup_model (CameraType, NumCameras, InternalParam, ExternalParam, CameraSetupModel)

引数の説明

• CameraType
  使用するカメラの種類を指定します。

• NumCameras
  セットアップに含まれるカメラの数を指定します。

• InternalParam
  各カメラの内部パラメータ（焦点距離、主点など）を指定します。

• ExternalParam
  カメラの外部パラメータ（位置や向き）を指定します。

• CameraSetupModel
  出力として、生成されたカメラセットアップモデルを受け取る変数です。

具体例

例えば、2台のカメラを使ったセットアップモデルを作成するには、次のようにコードを記述します。

create_camera_setup_model ('area_scan_division', 2, InternalParam, ExternalParam, CameraSetupModel)

このコードを実行すると、2台のエリアスキャンカメラを使用したカメラセットアップモデルが作成され、CameraSetupModel変数にその情報が格納されます。

応用例

異なるカメラタイプや複数のカメラを組み合わせることで、様々なシーンに対応したセットアップモデルを作成できます。例えば、エリアスキャンカメラとラインスキャンカメラを組み合わせたセットアップモデルも作成可能です。

まとめ

HALCONのcreate_camera_setup_model関数は、複数カメラを活用した高度な3Dビジョンシステムの構築に不可欠なツールです。複数のカメラの配置やパラメータを統合し、効率的かつ正確な3Dシーン解析を実現するために、この関数をぜひ活用してください。