【HALCON】create_shape_model_3d 関数について - 3D形状モデルを作成する
2024-09-01
2024-09-01
HALCON
のcreate_shape_model_3d
関数は、3Dオブジェクトから形状モデルを作成するための強力なツールです。この関数を使用することで、3D画像データからモデルを生成し、それを基に物体認識や位置決めを行うことが可能になります。以下では、この関数の使い方や引数について詳しく説明します。
使用例
以下に、create_shape_model_3d
関数を使用して3D形状モデルを作成する例を示します。
// 3D形状モデルを作成する
HTuple Model3DHandle;
create_shape_model_3d(ObjectModel3D, 0, 0, 0, "auto", "pointwise_matching", "true", "default", "true", 0.7, 0.0, 1.0, &Model3DHandle);
// 作成されたモデルを用いた物体認識などの処理を行う
このコードでは、Model3DHandle
に生成された3D形状モデルのハンドルが格納されます。このハンドルを使用して、後続の処理で物体認識や位置決めを行います。
create_shape_model_3d関数の引数
create_shape_model_3d
関数には以下のような引数があります。
-
ObjectModel3D
3D形状モデルを作成するための元となる3Dオブジェクトのデータを指定します。 -
AngleStart
,AngleExtent
,AngleStep
モデルの回転範囲とステップを指定します。これにより、回転に対応した形状モデルを生成できます。 -
GenParamName
,GenParamValue
モデル生成に関連するパラメータ名とその値を指定します。例えば、min_contrast
やmetric
などのパラメータが使用されます。 -
Model3DHandle
作成された3D形状モデルのハンドルが格納されます。このハンドルを使って、物体認識などの後続処理を行います。
応用例
create_shape_model_3d
は、3Dオブジェクトの認識や位置決めにおいて広く応用されます。特に、産業用ロボットのピッキング作業や、複雑な3D形状の物体を扱う自動化システムにおいて重要な役割を果たします。また、精度の高い物体認識が求められる医療分野や品質管理にも利用されています。
まとめ
HALCON
のcreate_shape_model_3d
関数は、3D形状モデルの作成とその応用において非常に有用なツールです。この関数を利用することで、複雑な3Dデータから精度の高い物体認識を実現でき、産業や医療などの分野で幅広く活用することが可能です。