【HALCON】default 関数について - デフォルト設定の取得
2024-08-30
2024-08-30
HALCON
のdefault
関数は、特定のオペレーションに関するデフォルト設定を取得するための関数です。この関数を使用することで、画像処理やデータ解析において、各オペレーションの初期値や標準的な設定を確認することができます。これにより、設定値を見直す際や新しい設定を適用する前に、デフォルトの状態を確認するのに役立ちます。
default 関数の概要
default
関数は、指定された操作やオペレーションに関するデフォルトの設定やパラメータを取得します。この設定は、操作の開始時に使用される標準的な値であり、ユーザーが変更しない限り、その値が適用されます。
使用方法
default
関数は、指定されたパラメータに対してデフォルトの設定値を取得するために使用されます。以下のように使用します。
default ('operation_name', ParameterName, DefaultValue)
引数の説明
-
operation_name
デフォルト設定を取得したい操作の名前を指定します。 -
ParameterName
デフォルト値を取得したいパラメータの名前を指定します。 -
DefaultValue
出力として、指定したパラメータのデフォルト値を受け取る変数です。
具体例
例えば、特定の画像処理操作におけるデフォルトの閾値を確認したい場合、次のようにコードを記述します。
* 画像処理操作のデフォルト閾値を取得
default('threshold', 'min_gray', DefaultValue)
* デフォルト値を表示
dev_disp_text(DefaultValue, 'window', 12, 12, 'black', [], [])
この例では、threshold
操作におけるmin_gray
パラメータのデフォルト値を取得し、それを表示しています。
応用例
default
関数は、特定の操作に対してユーザーが変更を加える前に、その操作がどのような初期値で設定されているかを確認するのに非常に便利です。これにより、デフォルト設定を基に最適なパラメータを調整したり、設定変更の影響を評価することができます。
まとめ
HALCON
のdefault
関数は、指定された操作やオペレーションのデフォルト設定を簡単に取得するための便利なツールです。この関数を使用して、各操作の初期値や標準的な設定を確認し、効率的に画像処理やデータ解析を進めてください。