【HALCON】dev_set_lut 関数について - ルックアップテーブルの設定
2024-08-30
2024-08-30
HALCON
のdev_set_lut
関数は、画像や図形を描画する際に使用するルックアップテーブル(LUT)を設定するために使用されます。この関数を使用することで、描画時のカラーマップを変更し、視覚的な効果を調整することができます。
dev_set_lut 関数の概要
dev_set_lut
関数は、描画されるオブジェクトや画像に適用するルックアップテーブル(LUT)を設定します。LUTを使用することで、画像の表示における色の変換や調整を行うことが可能です。
使用方法
dev_set_lut
関数の基本的な使用方法は以下の通りです。
dev_set_lut (LUT)
引数の説明
LUT
使用するルックアップテーブルを指定します。指定可能な値には、以下のようなカラーマップの名前があります。'default'
デフォルトのカラーマップを使用'invert'
色を反転させたカラーマップ'temperature'
温度を表すカラーマップ
具体例
次に、dev_set_lut
関数を使用してLUTを設定する簡単な例を示します。
* グレースケールLUTを設定
LUT := 'gray'
dev_set_lut (LUT)
* グレースケールで画像を表示
disp_image (Image, WindowHandle)
この例では、'gray'
のルックアップテーブルを設定し、グレースケールで画像を表示しています。
応用例
dev_set_lut
関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。
- カラーマップの変更
画像の表示スタイルを変更するために、異なるカラーマップを適用します。 - データの視覚化
温度やその他の計測データを色で表現する際に、適切なLUTを設定して視覚化を行います。 - 画像解析
特定の色分布を強調するためにLUTを使用し、解析を行いやすくします。
まとめ
HALCON
のdev_set_lut
関数は、描画や画像表示においてルックアップテーブルを調整できる便利なツールです。この関数を利用することで、表示内容をカスタマイズし、解析や視覚化のニーズに応じた色設定が可能になります。