【HALCON】draw_point 関数について - ウィンドウ内のポイント取得

HALCONのdraw_point関数は、ウィンドウ内でユーザーがポイントを指定し、その座標を取得するために使用されます。主に画像処理アプリケーションで、基準点や特徴点を手動で設定する際に利用されます。以下に、この関数の詳細な使い方と引数の説明を示します。

引数の詳細

draw_point関数には、以下の3つの引数があります：

• WindowHandle
  ユーザーがポイントを描画するウィンドウを指定します。この引数は、対象ウィンドウのハンドルを表します。
• Row
  取得されたポイントの行座標（Y座標）を格納するための出力変数です。
• Column
  取得されたポイントの列座標（X座標）を格納するための出力変数です。

使用例

以下に、draw_point関数を使用してウィンドウ内でポイントを取得するコード例を示します。

// ウィンドウ内でポイントを取得する
draw_point(WindowHandle, &Row, &Column);

このコードでは、ユーザーが指定したポイントのRow（行座標）とColumn（列座標）が、それぞれ対応する変数に格納されます。

実際の応用

例えば、画像上の特定の位置を基準点として選択する場合や、関心領域を手動で設定する際に、draw_point関数は非常に便利です。ユーザーがインタラクティブに座標を指定できるため、精密な画像解析において重要な役割を果たします。

まとめ

HALCONのdraw_point関数を使って、画像処理における重要なポイントを手動で指定し、効率的な座標取得を実現しましょう。