【HALCON】draw_polygon 関数について - ポリゴンのインタラクティブな描画

HALCONのdraw_polygon関数は、ウィンドウ内でユーザーがポリゴンをインタラクティブに描画し、その頂点の座標を取得するためのツールです。この関数を使用することで、ユーザーは画像内の任意の領域をポリゴンとして指定し、その領域に対する解析や処理を行うことが可能です。

引数の詳細

draw_polygon関数には以下の3つの引数があります：

• WindowHandle
  ポリゴンを描画する対象のウィンドウを指定します。
• Row
  ポリゴンの各頂点の行座標（Y座標）を格納するための配列です。
• Column
  ポリゴンの各頂点の列座標（X座標）を格納するための配列です。

使用例

以下に、draw_polygon関数を使用してポリゴンを描画し、頂点の座標を取得するコード例を示します。

// ウィンドウ内でポリゴンを描画し、頂点座標を取得する
draw_polygon(WindowHandle, &RowArray, &ColumnArray);

このコードでは、ユーザーが指定したポリゴンの各頂点の座標がRowArrayとColumnArrayに格納されます。操作は左クリックで各頂点を指定し、右クリックで描画を完了します。

実際の応用

例えば、画像内の特定の領域をポリゴンで囲み、その領域に対する詳細な解析を行いたい場合にdraw_polygon関数は非常に便利です。特に、複雑な形状を持つ領域を正確に指定する必要がある場面で役立ちます。

まとめ

HALCONのdraw_polygon関数を使って、ユーザーがインタラクティブにポリゴンを描画し、効率的な領域指定を実現しましょう。