【HALCON】draw_rectangle1 関数について - 長方形のインタラクティブな描画

HALCONのdraw_rectangle1関数は、ユーザーがウィンドウ内でインタラクティブに長方形を描画し、その座標を取得するための便利なツールです。この関数を利用すると、簡単に画像内の任意の長方形領域を指定し、その領域に対する解析や処理を行うことができます。

引数の詳細

draw_rectangle1関数には以下の5つの引数があります：

• WindowHandle
  長方形を描画する対象ウィンドウを指定します。
• Row1
  長方形の左上の行座標（Y座標）を指定します。
• Column1
  長方形の左上の列座標（X座標）を指定します。
• Row2
  長方形の右下の行座標（Y座標）を指定します。
• Column2
  長方形の右下の列座標（X座標）を指定します。

使用例

以下に、draw_rectangle1関数を使用して長方形を描画し、その座標を取得するコード例を示します。

// ウィンドウ内で長方形を描画し、頂点座標を取得する
draw_rectangle1(WindowHandle, &Row1, &Column1, &Row2, &Column2);

このコードでは、ユーザーが指定した長方形の左上と右下の頂点座標が、それぞれRow1, Column1, Row2, Column2に格納されます。操作は左クリックで長方形の始点を指定し、ドラッグして終点を決定します。

実際の応用

draw_rectangle1関数は、画像内で領域を長方形で囲み、その範囲に対して処理を行う場合に非常に便利です。簡単な領域指定が必要なシーンで役立ちます。

まとめ

HALCONのdraw_rectangle1関数を使用して、インタラクティブに長方形を描画し、効率的に領域を指定しましょう。