【HALCON】draw_rectangle2 関数について - 回転可能な長方形のインタラクティブな描画

HALCONのdraw_rectangle2関数は、ウィンドウ内でユーザーがインタラクティブに回転可能な長方形を描画し、その座標と角度を取得するためのツールです。この関数を利用すると、画像内の特定の領域を柔軟に指定し、その領域に対する解析や処理が可能となります。

引数の詳細

draw_rectangle2関数には以下の6つの引数があります：

• WindowHandle
  回転可能な長方形を描画する対象ウィンドウを指定します。
• Row
  長方形の中心の行座標（Y座標）を指定します。
• Column
  長方形の中心の列座標（X座標）を指定します。
• Phi
  長方形の回転角度を指定します（ラジアン単位）。
• Length1
  長方形の半分の長辺を指定します。
• Length2
  長方形の半分の短辺を指定します。

使用例

以下に、draw_rectangle2関数を使用して回転可能な長方形を描画し、その座標と角度を取得するコード例を示します。

// 回転可能な長方形を描画し、中心座標と角度を取得する
draw_rectangle2(WindowHandle, &Row, &Column, &Phi, &Length1, &Length2);

このコードでは、ユーザーが指定した回転可能な長方形の中心座標、回転角度、および長辺と短辺の長さが、それぞれ対応する変数に格納されます。操作は、左クリックで中心を指定し、ドラッグで回転とサイズ調整を行います。

実際の応用

draw_rectangle2関数は、特定の方向に回転した長方形領域を指定し、その範囲に対して処理を行う際に非常に便利です。特に、回転が必要な領域指定が求められる場面での利用に適しています。

まとめ

HALCONのdraw_rectangle2関数を使用して、インタラクティブに回転可能な長方形を描画し、効率的に領域を設定しましょう。