【HALCON】get_bar_code_result 関数について - バーコードの読み取り結果の取得

HALCONのget_bar_code_result関数は、バーコードの読み取り結果を取得するためのツールです。この関数を使用することで、読み取ったバーコードのデータや位置、品質評価などの情報を確認し、画像処理の結果を最適化することができます。バーコードの正確なデコード結果を把握することで、システム全体の信頼性とパフォーマンスを向上させることができます。

get_bar_code_result 関数の概要

get_bar_code_result関数は、バーコードの読み取り結果を取得します。これには、バーコードのデコードされたデータ、バーコードが検出された位置、品質評価（読み取り品質に関する指標）などの詳細情報が含まれます。この情報を使用することで、読み取りの精度を確認し、必要に応じて設定を調整することが可能です。

使用方法

get_bar_code_result関数の基本的な使用方法は以下の通りです。

get_bar_code_result(BarCodeHandle, 'result_type', ResultValue)

• BarCodeHandle
  バーコードモデルのハンドル。
• result_type
  取得したい結果のタイプ（例: ‘decoded_string’, ‘position’, ‘quality’ など）。
• ResultValue
  取得された結果が格納される変数。

具体例

以下に、get_bar_code_result関数を使用してバーコードの読み取り結果を取得する例を示します。

* 画像を読み込み
read_image(Image, 'barcode_image.png')

* バーコードモデルを作成
create_bar_code_model(BarCodeHandle)

* バーコードを検出し、デコード
find_bar_code(Image, SymbolXLDs, BarCodeHandle, 'EAN-13', DecodedData)

* デコードされたバーコードデータを取得
get_bar_code_result(BarCodeHandle, 'decoded_string', DecodedString)

* 取得したデータを表示
disp_message(WindowHandle, 'Decoded String: ' + DecodedString, 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、バーコードを含む画像を読み込み、バーコードモデルを作成してバーコードを検出およびデコードします。その後、get_bar_code_result関数を使用して、デコードされたバーコードのデータ（decoded_string）を取得し、ウィンドウに表示します。

応用例

get_bar_code_result関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• デコード結果の確認
  読み取り処理後に、デコードされたバーコードのデータを確認し、正確性を評価。
• 品質評価
  読み取ったバーコードの品質評価を取得し、読み取り精度を向上させるためのフィードバックを得る。
• 位置情報の取得
  バーコードが検出された位置を確認し、画像内でのオブジェクトの位置を特定。

まとめ

HALCONのget_bar_code_result関数は、バーコードの読み取り結果を取得するための強力なツールです。この関数を使用することで、バーコードのデコード結果や品質、位置情報などの詳細を確認し、画像処理の結果を最適化することができます。正確な結果管理は、バーコード認識システムの信頼性と効率を向上させるために不可欠です。