【HALCON】get_contour_attrib_xld 関数について - XLD輪郭の属性取得

HALCONのget_contour_attrib_xld関数は、XLD（Extended Line Description）輪郭に関連する特定の属性を取得するための関数です。これを使用することで、輪郭のさまざまな属性情報を取得し、形状解析や特徴抽出に役立てることができます。

get_contour_attrib_xld 関数の概要

get_contour_attrib_xld関数は、指定したXLD輪郭の属性を取得するために使用されます。この属性には、輪郭を構成するポイントの強度や方向、他の関連情報が含まれます。これにより、画像処理において詳細な輪郭解析が可能になります。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

get_contour_attrib_xld(Contour, 'attribute_name', Values)

• Contour
  属性を取得する対象のXLD輪郭のハンドル。
• 'attribute_name'
  取得したい属性の名前を指定します。例えば、‘angle’（角度）や’curvature’（曲率）などが選択できます。
• Values
  取得した属性情報が格納される変数。この変数には、指定された属性に関する値が含まれます。

具体例

以下に、get_contour_attrib_xld関数を使用してXLD輪郭の属性を取得する例を示します。

* XLD輪郭の生成
gen_contour_polygon_xld(Contour, [100, 150, 200], [100, 200, 100])

* 輪郭の角度属性の取得
get_contour_attrib_xld(Contour, 'angle', Angles)

* 取得した属性の表示
disp_message(WindowHandle, 'Contour Angles: ' + Angles, 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、gen_contour_polygon_xldを使用してXLD輪郭を生成し、そのポイントの角度属性をget_contour_attrib_xldで取得しています。結果として取得された角度はAngles変数に格納され、表示されます。

応用例

get_contour_attrib_xld関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• 詳細な形状解析
  輪郭の曲率や方向などの属性を取得することで、より精密な形状解析が可能になります。
• 特徴抽出
  輪郭の属性を基に特徴点を抽出し、画像認識やパターンマッチングの精度を向上させることができます。
• 輪郭の分類
  異なる属性を使用して、輪郭を分類し、特定の形状やパターンを検出することができます。

まとめ

HALCONのget_contour_attrib_xld関数は、XLD輪郭の特定の属性を取得し、それを基に詳細な解析や特徴抽出を行うための強力なツールです。この関数を利用することで、画像処理においてより高度な輪郭解析を実現し、さまざまなアプリケーションに応用することができます。