【HALCON】get_descriptor_model_params 関数について - デスクリプターモデルのパラメータ取得

HALCONのget_descriptor_model_params関数は、デスクリプターモデルに関連するパラメータを取得するための関数です。この関数を使用することで、モデルの設定や動作に関する詳細な情報を確認し、解析や最適化を行うことができます。

get_descriptor_model_params 関数の概要

get_descriptor_model_params関数は、デスクリプターモデルに設定されているパラメータを取得するために使用されます。このパラメータ情報を取得することで、モデルの動作状況や設定内容を把握し、デバッグや最適化の際に役立てることが可能です。取得できるパラメータには、例えば、検出精度、スコアのしきい値、スケールや回転の範囲などが含まれます。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

get_descriptor_model_params(DescriptorModelID, 'parameter_name', Value)

• DescriptorModelID
  パラメータを取得する対象のデスクリプターモデルのハンドル。
• 'parameter_name'
  取得したいパラメータの名前を指定します。例えば、‘num_levels’（レベル数）や’score_threshold’（スコアのしきい値）などがあります。
• Value
  指定されたパラメータに対応する値が格納される変数。

具体例

以下に、get_descriptor_model_params関数を使用してデスクリプターモデルの特定のパラメータを取得する例を示します。

* デスクリプターモデルの作成
create_descriptor_model(Image, [], DescriptorModelID)

* スコアしきい値を取得
get_descriptor_model_params(DescriptorModelID, 'score_threshold', ScoreThreshold)

* レベル数を取得
get_descriptor_model_params(DescriptorModelID, 'num_levels', NumLevels)

* 結果の表示
disp_message(WindowHandle, 'Score Threshold: ' + ScoreThreshold, 'window', 12, 12, 'black', 'true')
disp_message(WindowHandle, 'Number of Levels: ' + NumLevels, 'window', 24, 12, 'black', 'true')

この例では、create_descriptor_modelを使用してデスクリプターモデルを作成し、そのモデルに関連するスコアしきい値とレベル数をget_descriptor_model_params関数で取得しています。取得した値はそれぞれScoreThresholdとNumLevelsに格納され、画面に表示されます。

応用例

get_descriptor_model_params関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• モデルの最適化
  パラメータを確認し、必要に応じて調整することで、モデルの性能を最大化することができます。
• デバッグ
  モデルが期待通りに動作していない場合、設定されたパラメータを確認することで、問題の原因を特定しやすくなります。
• パフォーマンス評価
  取得したパラメータを基に、異なる設定や環境でのモデルの動作を評価することができます。

まとめ

HALCONのget_descriptor_model_params関数は、デスクリプターモデルのパラメータを取得し、それを基にモデルの最適化やデバッグを行うための強力なツールです。この関数を活用することで、デスクリプターモデルの精度やパフォーマンスを最大限に引き出し、さまざまなアプリケーションに適用することが可能になります。