【HALCON】get_descriptor_model_results 関数について - デスクリプターモデルの結果取得

HALCONのget_descriptor_model_results関数は、デスクリプターモデルのマッチング結果を取得するための関数です。この関数を使用することで、マッチングの位置やスコア、その他の関連情報を取得し、モデルの評価や画像解析に役立てることができます。

get_descriptor_model_results 関数の概要

get_descriptor_model_results関数は、デスクリプターモデルに対して行われたマッチングの結果を取得するために使用されます。取得できる結果には、マッチングの位置やスコア、変換行列などが含まれます。これにより、マッチングの精度を評価したり、画像内での物体の位置を特定したりすることが可能です。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

get_descriptor_model_results(ResultsID, 'result_type', Result)

• ResultsID
  マッチング結果を取得する対象のハンドル。
• 'result_type'
  取得したい結果のタイプを指定します。例えば、‘score’（マッチングスコア）や’pose’（位置と姿勢）などがあります。
• Result
  指定された結果が格納される変数。この変数には、選択した結果に応じた情報が含まれます。

具体例

以下に、get_descriptor_model_results関数を使用して、マッチングのスコアと位置を取得する例を示します。

* デスクリプターモデルの作成と適用
create_descriptor_model(Image, [], DescriptorModelID)
find_descriptor_model(Image, DescriptorModelID, [], [], ResultsID)

* マッチング結果のスコアの取得
get_descriptor_model_results(ResultsID, 'score', Score)

* マッチング結果の位置と姿勢の取得
get_descriptor_model_results(ResultsID, 'pose', Pose)

* 結果の表示
disp_message(WindowHandle, 'Matching Score: ' + Score, 'window', 12, 12, 'black', 'true')
disp_message(WindowHandle, 'Pose: ' + Pose, 'window', 24, 12, 'black', 'true')

この例では、create_descriptor_modelを使用してデスクリプターモデルを作成し、find_descriptor_modelでマッチングを実行しています。その後、get_descriptor_model_results関数を使ってマッチングのスコアと位置を取得し、それぞれを表示しています。

応用例

get_descriptor_model_results関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• 位置決めと姿勢推定
  取得した位置と姿勢データを使用して、ロボットアームや他のシステムで物体の位置決めを行うことができます。
• 品質評価
  マッチングスコアを基に、検出結果の信頼性や品質を評価し、システムのパフォーマンスを向上させることができます。
• トラブルシューティング
  マッチング結果の詳細を確認することで、検出の問題点を特定し、システムの改善に役立てることができます。

まとめ

HALCONのget_descriptor_model_results関数は、デスクリプターモデルに関連するマッチング結果を取得し、それを基に位置決めや品質評価を行うための強力なツールです。この関数を活用することで、マッチング結果を詳細に分析し、さまざまな産業アプリケーションに応用することが可能になります。