【HALCON】get_drawing_object_params 関数について - ドローイングオブジェクトのパラメータ取得
2024-09-04
2024-09-04
HALCON
のget_drawing_object_params
関数は、ドローイングオブジェクトに関連するさまざまなパラメータを取得するために使用されます。この関数を利用することで、描画オブジェクトの特性や設定に関する詳細情報を取得し、画像処理アプリケーションでの操作を柔軟に行うことが可能です。
get_drawing_object_params 関数の概要
get_drawing_object_params
関数は、HALCON内でドローイングオブジェクトと呼ばれる描画エレメントに関連付けられた特定のパラメータを取得します。これにより、ドローイングオブジェクトの設定や状態を確認し、それに基づいて処理を調整することができます。
使用方法
基本的な使用方法は以下の通りです。
get_drawing_object_params(DrawingObjectID, ParamName, ParamValue)
DrawingObjectID
取得したいパラメータに関連するドローイングオブジェクトの識別子。ParamName
取得したいパラメータの名前(例: “color”, “line_width” など)。ParamValue
指定されたパラメータの値が格納される変数。
具体例
以下に、get_drawing_object_params
関数を使用してドローイングオブジェクトのパラメータを取得する例を示します。
* ドローイングオブジェクトの作成
gen_rectangle1_object(DrawingObjectID, Row1, Column1, Row2, Column2)
* パラメータの取得
get_drawing_object_params(DrawingObjectID, 'color', Color)
* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Drawing Object Color: ' + Color, 'window', 12, 12, 'black', 'true')
この例では、矩形ドローイングオブジェクトを生成し、その色のパラメータを取得して表示しています。
応用例
get_drawing_object_params
関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。
-
カスタムオブジェクトの設定確認
オブジェクトの線の太さや色、可視性などの設定を確認して、ユーザーインターフェースや描画結果を調整します。 -
動的なパラメータ制御
パラメータの取得を通じて、動的にオブジェクトの特性を変更し、アプリケーションの柔軟性を向上させることができます。
まとめ
HALCON
のget_drawing_object_params
関数は、ドローイングオブジェクトに関連するパラメータを柔軟に取得するための強力なツールです。この関数を使用することで、描画オブジェクトの詳細情報を把握し、より効果的な画像処理アプリケーションの構築が可能になります。