【HALCON】get_framegrabber_callback 関数について - フレームグラバーコールバックの取得
2024-09-04
2024-09-04
HALCON
のget_framegrabber_callback
関数は、フレームグラバーに設定されたコールバック関数を取得するために使用されます。コールバック関数は、フレームキャプチャ中に特定のイベントが発生した際に自動的に実行される関数で、リアルタイムでの画像処理やイベント処理を実現します。この関数を利用することで、現在設定されているコールバック関数を確認し、必要に応じて変更や調整を行うことができます。
get_framegrabber_callback 関数の概要
get_framegrabber_callback
関数は、特定のフレームグラバーに関連するコールバック関数を取得します。これにより、フレームグラバーがトリガーするイベントや処理に関連するコールバックの状態を把握し、処理フローを最適化することができます。
使用方法
基本的な使用方法は以下の通りです。
get_framegrabber_callback(FramegrabberHandle, CallbackType, CallbackFunction)
FramegrabberHandle
対象となるフレームグラバーの識別子。CallbackType
取得したいコールバックの種類(例: “grab”, “frame_transferred” など)。CallbackFunction
コールバック関数名が格納される変数。
具体例
以下に、get_framegrabber_callback
関数を使用して、フレームグラバーのコールバック関数を取得する例を示します。
* フレームグラバーの設定
open_framegrabber('GigEVision', 0, 0, 0, 0, 0, 0, 'progressive', -1, 'default', -1, 'false', 'default', 'default', 0, -1, FramegrabberHandle)
* コールバック関数の取得
get_framegrabber_callback(FramegrabberHandle, 'grab', CallbackFunction)
* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Callback Function: ' + CallbackFunction, 'window', 12, 12, 'black', 'true')
この例では、フレームグラバーのgrab
コールバック関数を取得し、その結果を表示しています。
応用例
get_framegrabber_callback
関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。
-
リアルタイム画像処理
フレームがキャプチャされた際にコールバック関数を利用して、リアルタイムで画像処理や解析を行うことができます。 -
イベントドリブンの処理
特定のイベントが発生した際にトリガーされるコールバック関数を活用して、効率的なイベント処理を実現します。
まとめ
HALCON
のget_framegrabber_callback
関数は、フレームグラバーに設定されているコールバック関数を確認するための便利なツールです。この関数を利用することで、フレームキャプチャ中の処理やイベントハンドリングをより細かく制御し、リアルタイム処理や効率的な画像解析をサポートすることができます。