【HALCON】get_icon 関数について - アイコン画像の取得

HALCONのget_icon関数は、ウィンドウ内に表示されたアイコン画像のピクセルデータを取得するための関数です。この関数を使用することで、特定のウィンドウに表示されているアイコンの詳細なピクセル情報や位置、サイズを取得し、画像処理や解析に役立てることができます。

get_icon 関数の概要

get_icon関数は、指定されたウィンドウに表示されているアイコンのピクセルデータや、位置、サイズといった詳細な情報を取得します。この機能を利用することで、画像内のアイコンがどのように表示されているかを把握し、それに基づいて解析や処理を行うことが可能です。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

get_icon(WindowHandle, Row, Column, Width, Height, Icon)

• WindowHandle
  アイコンを取得したいウィンドウのハンドル。
• Row
  アイコンの左上の行（Y座標）。
• Column
  アイコンの左上の列（X座標）。
• Width
  アイコンの幅。
• Height
  アイコンの高さ。
• Icon
  アイコンのピクセルデータが格納される変数。

具体例

以下に、get_icon関数を使用して、アイコン画像のピクセルデータを取得する例を示します。

* ウィンドウの作成
open_window(0, 0, 512, 512, 'black', WindowHandle)

* アイコンの取得
get_icon(WindowHandle, 100, 100, 64, 64, Icon)

* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Icon retrieved at (100, 100)', 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、(100, 100)の位置に表示された64x64サイズのアイコン画像を取得し、その結果を表示しています。

応用例

get_icon関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• ユーザーインターフェースのカスタマイズ
  ウィンドウ内のアイコンの位置やサイズ、ピクセルデータを取得して、カスタムインターフェースの設計や解析に役立てます。

• 画像内のシンボル解析
  アイコンのピクセルデータを利用して、画像内でシンボルやロゴを特定し、その配置やパターンを解析します。

まとめ

HALCONのget_icon関数は、ウィンドウに表示されているアイコンのピクセルデータや位置、サイズを取得するための強力なツールです。この関数を利用することで、アイコンの表示状態を確認し、画像処理やユーザーインターフェースのカスタマイズに役立てることが可能です。