【HALCON】get_image_time 関数について - 画像取得時間の取得

HALCONのget_image_time関数は、指定された画像が取得された時刻、つまりタイムスタンプを取得するために使用されます。タイムスタンプは、画像処理システムにおいて、画像の取得順序や同期を確認するために重要な情報です。この関数を利用することで、画像がいつ取得されたかを正確に把握し、処理の精度を高めることができます。

get_image_time 関数の概要

get_image_time関数は、指定した画像の取得時刻をミリ秒単位で取得します。この情報は、リアルタイム処理や動画解析、複数カメラの同期を必要とするシステムで特に有用です。画像が取得されたタイミングを把握することで、時間ベースの処理やフィルタリングを行う際の基準として利用できます。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

get_image_time(Image, Seconds, Microseconds)

• Image
  取得時刻を知りたい画像。
• Seconds
  画像が取得された時の秒数（UNIX時間）が格納される変数。
• Microseconds
  秒単位のさらに細かい部分、マイクロ秒が格納される変数。

具体例

以下に、get_image_time関数を使用して、画像の取得時間を取得する例を示します。

* 画像の読み込み
read_image(Image, 'example_image.png')

* 画像取得時間の取得
get_image_time(Image, Seconds, Microseconds)

* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Image Acquired at: ' + Seconds + ' seconds and ' + Microseconds + ' microseconds', 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、指定された画像が取得された時刻を取得し、その結果を秒とマイクロ秒単位で表示しています。

応用例

get_image_time関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• リアルタイム画像解析
  画像の取得タイムスタンプを取得し、画像がキャプチャされた正確なタイミングをもとに、リアルタイムの画像処理や動作解析を行います。

• 複数カメラの同期
  複数のカメラを使用したシステムで、カメラごとの画像取得時刻を確認して同期を取ることができます。

まとめ

HALCONのget_image_time関数は、画像が取得されたタイムスタンプを取得するための重要なツールです。この関数を使用することで、画像の時間情報を把握し、リアルタイム処理や複数カメラシステムの同期など、時間に基づいた処理を正確に行うことが可能です。