【HALCON】get_ncc_model_params 関数について - NCCモデルのパラメータ取得

HALCONのget_ncc_model_params関数は、NCC（Normalized Cross-Correlation）モデルに関連するパラメータを取得するための関数です。NCCモデルは、テンプレートマッチングに使用され、特定のパターンを画像から検出する際に用いられます。この関数を使うことで、NCCモデルの設定を確認し、テンプレートマッチングの精度や効率を調整することが可能です。

get_ncc_model_params 関数の概要

get_ncc_model_params関数は、指定されたNCCモデルに関連するパラメータを取得します。取得されるパラメータには、角度範囲、スコアの閾値、極性の使用の有無など、テンプレートマッチングに影響を与える設定が含まれます。これにより、マッチングプロセスを最適化し、精度の高い画像処理を実現できます。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

get_ncc_model_params(ModelID, ParamNames, ParamValues)

• ModelID
  NCCモデルを管理するハンドル。
• ParamNames
  取得したいパラメータの名前を指定するリスト。例: ‘angle_range’, ‘min_score’, ‘metric’ など。
• ParamValues
  取得されたパラメータの値が格納される変数。

具体例

以下に、get_ncc_model_params関数を使用してNCCモデルのパラメータを取得する例を示します。

* NCCモデルの作成
create_ncc_model(Image, 5, 0, 360, 'normalized', 'use_polarity', ModelID)

* NCCモデルのパラメータを取得
get_ncc_model_params(ModelID, ['angle_range', 'min_score', 'metric'], ParamValues)

* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Model Params: ' + ParamValues, 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、NCCモデルを作成し、angle_range（角度範囲）、min_score（最小スコア）、metric（マッチングのメトリクス）のパラメータを取得し、その結果を表示しています。

応用例

get_ncc_model_params関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• テンプレートマッチングの最適化
  NCCモデルのパラメータを確認し、マッチングの精度や効率を最適化します。

• デバッグと調整
  取得したパラメータを基に、マッチングの挙動を確認し、必要に応じて設定を調整します。

まとめ

HALCONのget_ncc_model_params関数は、NCCモデルに関連するパラメータを取得し、テンプレートマッチングの精度や設定を確認するための便利なツールです。この関数を使用することで、マッチングのパラメータを正確に把握し、画像処理タスクのパフォーマンスを向上させることが可能です。