【HALCON】get_param_names 関数について - オペレータパラメータ名の取得

HALCONのget_param_names関数は、指定されたオペレータに関連するすべてのパラメータ名を取得するための関数です。画像処理やデータ解析でオペレータを使用する際、そのパラメータ名を正確に把握しておくことは、効率的なプログラム開発やデバッグに役立ちます。この関数を使用して、オペレータに必要な入力や出力の情報を簡単に確認できます。

get_param_names 関数の概要

get_param_names関数は、特定のオペレータに関連するすべてのパラメータ名をリスト形式で取得します。これには、入力パラメータや出力パラメータの名前が含まれます。オペレータの使用方法を確認する際、事前にパラメータ名を取得しておくことで、正しい引数を指定することが可能になります。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

get_param_names(OperatorName, ParamNames)

• OperatorName
  パラメータ名を取得したいオペレータの名前。
• ParamNames
  取得されたパラメータ名のリストが格納される変数。

具体例

以下に、get_param_names関数を使用して、thresholdオペレータに関連するパラメータ名を取得する例を示します。

* 'threshold' オペレータのパラメータ名を取得
get_param_names('threshold', ParamNames)

* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Param Names: ' + ParamNames, 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、thresholdオペレータに関連するすべてのパラメータ名を取得し、表示しています。取得されたリストには、MinGray, MaxGray, Region などのパラメータが含まれます。

応用例

get_param_names関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• パラメータの確認とドキュメント化
  プログラムを作成する際に、オペレータが受け取るすべてのパラメータを確認し、正確な引数指定を行うために役立ちます。

• 動的パラメータ処理
  パラメータ名を取得して、動的に入力を変更したり、ユーザーインターフェースで選択できるようにする際に有用です。

まとめ

HALCONのget_param_names関数は、特定のオペレータに関連するパラメータ名をリスト形式で取得し、オペレータの使用方法を正確に把握するための便利なツールです。この関数を使用することで、効率的なプログラム開発が可能になり、エラーを防ぐことができます。