【HALCON】get_param_num 関数について - オペレータのパラメータ数取得

HALCONのget_param_num関数は、特定のオペレータに関連するパラメータの数を取得するための関数です。画像処理やデータ解析において、オペレータが受け取る入力パラメータや返す出力パラメータの数を事前に把握することは、正しいプログラム構築に役立ちます。get_param_numを使用することで、必要なパラメータ数を確認し、効率的なプログラム開発を行うことができます。

get_param_num 関数の概要

get_param_num関数は、指定されたオペレータに関連するパラメータの総数を取得します。これには、入力パラメータ（引数）の数と出力パラメータ（戻り値）の数が含まれます。この情報を利用することで、正確に引数を指定し、オペレータがどのようなパラメータを必要としているかを理解できます。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

get_param_num(OperatorName, 'input', InputParamCount)
get_param_num(OperatorName, 'output', OutputParamCount)

• OperatorName
  パラメータ数を取得したいオペレータの名前。
• 'input' または 'output'
  入力または出力パラメータの数を指定します。
• InputParamCount または OutputParamCount
  取得された入力または出力パラメータ数が格納される変数。

具体例

以下に、get_param_num関数を使用して、thresholdオペレータに関連する入力と出力のパラメータ数を取得する例を示します。

* 'threshold' オペレータの入力パラメータ数を取得
get_param_num('threshold', 'input', InputParamCount)

* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Input Param Count: ' + InputParamCount, 'window', 12, 12, 'black', 'true')

* 'threshold' オペレータの出力パラメータ数を取得
get_param_num('threshold', 'output', OutputParamCount)

* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Output Param Count: ' + OutputParamCount, 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、thresholdオペレータの入力パラメータ数と出力パラメータ数を取得し、それぞれ表示しています。これにより、オペレータにどれだけの引数が必要かを把握できます。

応用例

get_param_num関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• プログラムの最適化
  オペレータが受け取る入力や返す出力のパラメータ数を確認し、正確に引数を指定してプログラムを最適化します。

• 動的なパラメータ処理
  オペレータのパラメータ数を事前に取得し、ユーザーインターフェースやスクリプトで動的に引数を調整する際に使用します。

まとめ

HALCONのget_param_num関数は、指定されたオペレータに関連する入力パラメータ数および出力パラメータ数を取得し、プログラムの正確な構築をサポートするための便利なツールです。この関数を使用することで、オペレータの引数を正確に理解し、エラーを防ぎながら効率的にプログラムを開発することが可能です。