【HALCON】get_region_index 関数について - 領域インデックスの取得

HALCONのget_region_index関数は、複数の領域が含まれるオブジェクトから、指定したインデックスに対応する領域を取得するための関数です。画像処理において、複数の領域が含まれるオブジェクトから特定の領域にアクセスして処理することが重要な場面があります。get_region_indexを使用することで、対象領域をインデックスに基づいて取得し、個別の解析や処理が可能になります。

get_region_index 関数の概要

get_region_index関数は、オブジェクト内に含まれる複数の領域から、指定されたインデックスに対応する領域を取得します。インデックスは、領域の番号を指定するもので、指定した番号の領域のみを取得することができます。この関数により、個別の領域に対して処理や解析を行うことが可能です。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

get_region_index(Regions, Index, SingleRegion)

• Regions
  複数の領域が含まれるオブジェクト。
• Index
  取得したい領域のインデックス番号。
• SingleRegion
  指定したインデックスに対応する領域が格納される変数。

具体例

以下に、get_region_index関数を使用して、複数の領域から特定の領域を取得する例を示します。

* 複数の領域を生成
gen_circle(Circle1, 100, 100, 50)
gen_circle(Circle2, 200, 200, 50)
concat_obj(Circle1, Circle2, Circles)

* インデックスを指定して領域を取得
get_region_index(Circles, 1, SingleRegion)

* 結果を表示
disp_region(SingleRegion, WindowHandle)
disp_message(WindowHandle, 'Region with Index 1 Displayed', 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、2つの円形領域を生成し、concat_objを使用してそれらを1つのオブジェクトに結合しています。get_region_index関数を使用して、インデックス1に対応する領域（2番目の円）を取得し、その結果を表示しています。

応用例

get_region_index関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• 領域の個別処理
  複数の領域が含まれるオブジェクトから特定の領域を選択し、その領域に対して個別の解析や処理を行います。

• 領域の比較
  異なる領域をインデックスで取得し、領域同士の比較を行います。

• パターン認識
  複数のパターンが含まれるオブジェクトから特定のパターンをインデックスで取得し、認識や検出に活用します。

まとめ

HALCONのget_region_index関数は、複数の領域が含まれるオブジェクトから、指定したインデックスに基づいて特定の領域を取得するための便利なツールです。この関数を使用することで、領域ごとの処理や解析を効率的に行うことができ、さまざまな画像処理タスクに応用することが可能です。