【HALCON】get_surface_model_param 関数について - サーフェスモデルのパラメータ取得
2024-09-09
2024-09-09
HALCON
のget_surface_model_param
関数は、3D
サーフェスモデルに関する詳細なパラメータを取得するための関数です。この関数を使用することで、サーフェスモデルの構造や設定に関する情報を取得し、3Dオブジェクトの認識や解析、最適化に役立てることができます。
get_surface_model_param関数の概要
get_surface_model_param
関数は、指定された3D
サーフェスモデルの設定や特性に関するパラメータを取得します。これにより、モデルのディメンションやメトリクス、処理に必要な最適化設定など、3Dオブジェクトの解析や処理における重要な情報を確認できます。
使用方法
基本的な使用方法は以下の通りです。
get_surface_model_param(SurfaceModelID, ParamName, ParamValue)
SurfaceModelID
対象となるサーフェスモデルのID。ParamName
取得したいパラメータの名前を文字列で指定します。例:'num_points'
,'model_extent'
など。ParamValue
指定されたパラメータに対応する値が格納される変数。
具体例
次の例では、サーフェスモデルのポイント数とモデルの範囲(エクステント)を取得して表示します。
* 3Dサーフェスモデルの読み込み
read_surface_model('surface_model.sfm', SurfaceModelID)
* モデルのポイント数を取得
get_surface_model_param(SurfaceModelID, 'num_points', NumPoints)
* モデルのエクステント(範囲)を取得
get_surface_model_param(SurfaceModelID, 'model_extent', ModelExtent)
* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Number of Points: ' + NumPoints, 'window', 12, 12, 'black', 'true')
disp_message(WindowHandle, 'Model Extent: ' + ModelExtent, 'window', 32, 12, 'black', 'true')
このコードでは、サーフェスモデルのnum_points
とmodel_extent
という2つのパラメータを取得し、画面に表示しています。
主なパラメータの種類
'num_points'
サーフェスモデルを構成する点の数。'model_extent'
サーフェスモデルの3D空間内での範囲(エクステント)。'diameter'
モデルの最大直径。'bounding_box'
モデルを囲むバウンディングボックスの座標。
これらのパラメータを使用することで、モデルのサイズ、形状、配置に関する詳細な情報を取得できます。
応用例
get_surface_model_param
関数は、以下のようなシナリオで活用されます。
- 3Dモデルの解析
モデルの点数や範囲を取得することで、モデルの構造を把握し、より詳細な解析が可能になります。 - 処理の最適化
大規模なモデルでは、処理にかかる時間を短縮するためにパラメータを利用してモデルを簡略化したり、最適化を行うことができます。 - 検証およびデバッグ
モデルの正確性や範囲を確認するために、パラメータを参照し、正しい設定で処理が行われているかを確認します。
まとめ
HALCON
のget_surface_model_param
関数は、3D
サーフェスモデルに関する詳細なパラメータを取得するための重要なツールです。これにより、3Dオブジェクトの形状やサイズ、処理効率を把握し、解析や最適化に役立てることができます。モデリングや3D画像処理において、高い精度と効率を求めるシーンで特に有用です。