【HALCON】hom_mat2d_identity 関数について - 2D同次変換行列の単位行列を生成
HALCONのhom_mat2d_identity関数は、2D同次変換行列の単位行列を生成するためのツールです。この関数は、幾何変換を行う際の初期状態として使用され、回転や平行移動などの複雑な変換を行う前に、単位行列を基準として設定します。単位行列は、変換を行わないため、元の座標系をそのまま保持します。
hom_mat2d_identity 関数の概要
hom_mat2d_identity関数は、すべての対角要素が1、その他の要素が0の単位行列を生成します。この行列は、2D幾何変換において、変換を加えない初期状態の行列として使用されます。後続の回転、平行移動、スケーリングなどの変換を積み重ねる際の基準として便利です。
使用方法
基本的な構文は以下の通りです。
hom_mat2d_identity(HomMat2DIdentity)
HomMat2DIdentity
生成された単位行列が格納される変数。
具体例
以下に、hom_mat2d_identity関数を使用して2D同次変換行列の単位行列を生成し、その後回転変換を適用する例を示します。
* 2D単位行列を生成
hom_mat2d_identity(HomMat2DIdentity)
* 回転変換を適用(中心を基準に45度回転)
hom_mat2d_rotate(HomMat2DIdentity, rad(45), 0, 0, HomMat2DRotate)
* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Rotated Matrix: ' + HomMat2DRotate, 'window', 12, 12, 'black', 'true')
この例では、まずhom_mat2d_identity関数で単位行列を生成し、その後hom_mat2d_rotate関数を使用して45度の回転変換を適用しています。単位行列を基準とすることで、正確に回転や平行移動を適用する準備が整います。
応用例
hom_mat2d_identity関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。
- 幾何変換の初期化
幾何変換を行う前に、単位行列を使用して初期化し、回転や平行移動などの操作を段階的に適用します。 - 複数の変換の組み合わせ
複数の変換(回転、スケーリング、平行移動)を1つの変換行列に統合する際に、単位行列を基準にします。 - 変換のリセット
一連の変換操作をリセットし、初期状態に戻す際に使用します。
まとめ
HALCONのhom_mat2d_identity関数は、2D幾何変換における初期状態の単位行列を生成するための重要なツールです。この単位行列は、後続の回転や平行移動などの変換操作を基準として設定でき、幾何変換や画像処理において役立ちます。
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