【HALCON】info_framegrabber 関数について - フレームグラバー情報の取得

HALCONのinfo_framegrabber関数は、接続されたフレームグラバーやカメラに関する情報を取得するためのツールです。この関数を使用することで、カメラの設定やパラメータ（解像度、フレームレート、サポートされているフォーマットなど）を確認し、画像取得の最適化を行うことができます。特に、ハードウェアとソフトウェアの連携を調整する際に非常に有用です。

info_framegrabber 関数の概要

info_framegrabber関数は、接続されたフレームグラバーやカメラの詳細な情報を取得します。この情報には、カメラの解像度やフレームレート、使用可能なパラメータ、サポートされているフォーマットなどが含まれます。これにより、カメラやフレームグラバーのパフォーマンスを理解し、撮影環境を最適化することができます。

使用方法

基本的な構文は以下の通りです。

info_framegrabber(FramegrabberName, Information, Value)

• FramegrabberName
  使用しているフレームグラバーの名前。
• Information
  取得したい情報のタイプ（例: ‘horizontal_resolution’, ‘frame_rate’など）。
• Value
  取得された情報が格納される変数。

具体例

以下に、info_framegrabber関数を使用してカメラの解像度を取得する例を示します。

* フレームグラバー名を指定
FramegrabberName := 'GigEVision'

* カメラの解像度情報を取得
info_framegrabber(FramegrabberName, 'horizontal_resolution', HorizontalResolution)
info_framegrabber(FramegrabberName, 'vertical_resolution', VerticalResolution)

* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Resolution: ' + HorizontalResolution + 'x' + VerticalResolution, 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、GigE Visionカメラの解像度（横方向および縦方向）をinfo_framegrabber関数で取得しています。これにより、カメラの解像度を確認して、設定を最適化することができます。

応用例

info_framegrabber関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• カメラ設定の確認と最適化
  カメラの解像度やフレームレート、使用可能なパラメータを取得し、撮影条件を最適化します。
• ハードウェアとの連携確認
  フレームグラバーの情報を取得することで、HALCONとカメラの通信が正しく行われているか確認できます。
• 撮影条件の調整
  撮影環境に応じたカメラ設定を行うために、サポートされているフォーマットやフレームレートを取得し、効率的に画像取得を行います。

まとめ

HALCONのinfo_framegrabber関数は、接続されたフレームグラバーやカメラに関する情報を取得し、画像取得やカメラ設定の最適化を行うための便利なツールです。カメラの解像度やフレームレート、フォーマットなどの詳細な情報を確認でき、画像処理のパフォーマンスを向上させることが可能です。