【HALCON】list_files 関数について - ファイルの一覧取得
2024-09-06
2024-09-06
HALCON
のlist_files
関数は、指定されたディレクトリ内のファイル一覧を取得するためのツールです。この関数を使用することで、特定のファイル形式をフィルタリングし、ディレクトリ内のファイルを効率的に操作することが可能です。画像処理プロジェクトなどでは、画像ファイルを一括して読み込む際に非常に便利です。
list_files 関数の概要
list_files
関数は、指定したディレクトリ内のすべてのファイル、または特定の形式のファイルを一覧で取得するために使用されます。例えば、画像処理アプリケーションでは、ディレクトリ内のすべての画像ファイルを読み込み、処理対象として利用することが可能です。また、ファイル形式を指定して、必要なファイルのみをフィルタリングすることもできます。
使用方法
基本的な構文は以下の通りです。
list_files(Directory, Files, Options)
Directory
ファイルを取得するディレクトリのパス。Files
取得されたファイル名が格納される変数。Options
ファイルの種類やフィルタリングオプション。たとえば、'files'
でファイルのみ、'directories'
でディレクトリのみを取得。
具体例
以下に、list_files
関数を使用してディレクトリ内のすべてのPNGファイルを取得する例を示します。
* 画像ファイルの一覧を取得
list_files('C:/images', Files, 'files')
* PNGファイルのみをフィルタリング
list_files('C:/images/*.png', PngFiles, 'files')
* ファイル名を表示
for i := 0 to |PngFiles| - 1 by 1
disp_message(WindowHandle, PngFiles[i], 'window', 12, 12 + i * 20, 'black', 'true')
endfor
この例では、まずlist_files
関数を使って指定したディレクトリ内のファイル一覧を取得しています。その後、PNG形式のファイルのみをフィルタリングして取得し、画面に一覧表示しています。
応用例
list_files
関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。
- 画像処理アプリケーション
特定のディレクトリからすべての画像ファイルを取得し、一括で処理します。 - データ管理
ディレクトリ内のファイルをリストアップし、処理の自動化やファイル整理に活用します。 - 特定のファイル形式のフィルタリング
画像ファイルや設定ファイルなど、特定の拡張子を持つファイルのみをリスト化して処理します。
まとめ
HALCON
のlist_files
関数は、ディレクトリ内のファイルを効率的に一覧表示し、特定の形式やフィルタリングを通じて目的のファイルを簡単に取得できる便利なツールです。画像処理やファイル操作の自動化において、幅広く活用することが可能です。