【HALCON】New Extern Window 関数について - 外部ウィンドウを作成する
2024-08-28
2024-08-28
HALCON
のNew Extern Window
関数は、外部アプリケーションで画像を表示するためのウィンドウを作成するツールです。これは、HALCONで生成された画像やデータを、他のアプリケーションやGUIフレームワークに統合する際に非常に有用です。以下では、New Extern Window
関数の基本的な使用方法、各引数の詳細、具体的な使用例について説明します。
New Extern Window
関数の基本的な使用方法
New Extern Window
関数は、次のような構文で使用されます。
new_extern_window(Row, Column, Width, Height, ExternID : : WindowID)
引数の説明
Row
: 作成するウィンドウのY座標(行)です。Column
: 作成するウィンドウのX座標(列)です。Width
: ウィンドウの幅です。Height
: ウィンドウの高さです。ExternID
: 外部アプリケーションのウィンドウIDです。このウィンドウIDは、外部アプリケーションから提供されます。WindowID
: 作成されたウィンドウのIDです。これにより、HALCON内でこのウィンドウにアクセスできます。
使用例
以下に、New Extern Window
関数を使用した具体的な例を示します。
HTuple window_id;
HTuple extern_id = 100; // 外部アプリケーションから取得するウィンドウID
HTuple row = 0, column = 0, width = 512, height = 512;
// 外部アプリケーションに画像表示用のウィンドウを作成
new_extern_window(row, column, width, height, extern_id, &window_id);
この例では、外部アプリケーションに画像を表示するためのウィンドウを作成し、そのウィンドウのIDがwindow_id
に格納されます。このIDを使用して、HALCON内で画像を表示したり、操作を加えることができます。
New Extern Window
関数の具体的な用途
New Extern Window
関数は、以下のような場面で特に役立ちます。
- 外部アプリケーションでの画像表示: 他のGUIアプリケーションに画像を統合し、HALCONで処理された画像を外部で表示します。
- カスタムUI統合: HALCONで生成された画像を、他のアプリケーションのユーザーインターフェースに埋め込むために使用されます。
- デバッグや可視化: 外部ツールを使ってデバッグや可視化を行う際、HALCONの画像表示機能を活用します。
New Extern Window
関数を使用することで、HALCON
における画像の表示が外部アプリケーションで可能になり、特にGUIアプリケーションにHALCONの画像処理機能を統合する際に非常に有効です。