【HALCON】query_all_colors 関数について - 使用可能な全ての色のクエリ

HALCONのquery_all_colors関数は、システムで使用可能なすべての色の名前をクエリし、そのリストを取得するためのツールです。この関数を使用することで、画像処理や描画において使用可能な色の選択肢を確認できます。特に、特定の色を使った画像解析やビジュアルフィードバックの際に便利です。

query_all_colors 関数の概要

query_all_colors関数は、システムでサポートされているすべての色名をクエリし、そのリストを取得します。このリストは、画像処理、描画、ビジュアルフィードバックなどで使用される色の設定に役立ちます。関数自体には引数がなく、結果として使用可能な色名のリストが返されます。

基本構文

query_all_colors(Colors)

• Colors
  取得された色名のリスト（出力）。

使用方法

以下は、query_all_colors関数を使ってシステムで使用可能な色名のリストを取得する基本的な例です。

* 使用可能な色をクエリ
query_all_colors(Colors)

* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Available Colors: ' + Colors, 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、query_all_colors関数を使用して、システムで使用できるすべての色名がColorsリストに格納され、それがウィンドウに表示されます。

応用例

query_all_colors関数は、以下のような場面で特に有効です。

• 描画設定
  画像上でのオブジェクトやテキストの描画に使用する色を決定する際に、使用可能な色を確認できます。

• ビジュアルフィードバックのカスタマイズ
  画像解析結果やユーザインターフェースのフィードバックに使う色を指定するために、使用できる色の一覧を取得して選択できます。

• カラー解析やデザイン
  画像処理システムのカラーデザインや、解析結果をカラフルに表現する際、どの色が使用可能かを把握することで、より効果的なビジュアル表現を行えます。

主な引数

• Colors: システムで使用可能な色名のリスト（出力）。

まとめ

HALCONのquery_all_colors関数は、システムで使用可能なすべての色名をクエリしてリストとして取得するための強力なツールです。これにより、画像処理や描画で使用する色を選択し、カスタマイズする際に役立ちます。ビジュアルフィードバックやデザイン、カラー解析での応用が期待されます。