【HALCON】query_param_info 関数について - パラメータ情報のクエリ
2024-09-12
2024-09-12
HALCON
のquery_param_info
関数は、指定されたオペレータに関連するパラメータの情報を取得するために使用されます。この関数を使うことで、画像処理やモデルの構築において、オペレータがサポートするパラメータのタイプや範囲、デフォルト値などを確認することができます。
query_param_info 関数の概要
query_param_info
関数は、HALCON
内のさまざまなオペレータがどのようなパラメータを持っているかを動的にクエリすることができ、これによりユーザーは特定のオペレータをより柔軟に設定・使用することが可能です。画像処理のワークフローを最適化する際に役立つツールとして、非常に重要です。
使用方法
基本的な使用方法は以下の通りです。
query_param_info(OperatorName, ParamName, Info)
OperatorName
対象となるオペレータの名前。例えば、threshold
やmean_image
など。ParamName
クエリするパラメータの名前。指定しなければ、すべてのパラメータに関する情報が返されます。Info
取得されるパラメータ情報。デフォルト値、許可される範囲、データ型などの詳細が含まれます。
具体例
以下に、query_param_info
関数を使用して、オペレータのパラメータ情報を取得する例を示します。
* 'threshold' オペレータのパラメータ情報をクエリ
query_param_info('threshold', 'MinGray', Info)
disp_message(WindowHandle, 'MinGray Info: ' + Info, 'window', 12, 12, 'black', 'true')
この例では、threshold
オペレータにおけるMinGray
パラメータの情報を取得し、その内容を表示しています。MinGray
は、閾値処理の際に使われる最小グレーレベルの値です。
応用例
query_param_info
関数は、以下のような場面で非常に有用です。
-
オペレータの調整
特定のオペレータがどのようなパラメータをサポートしているかを確認し、設定を最適化するために使用できます。 -
デフォルト値の確認
パラメータのデフォルト値を確認することで、カスタマイズする必要があるかどうかを判断できます。 -
パラメータ範囲の把握
許可される値の範囲を事前に把握し、適切な入力を行うことでエラーを防止できます。
まとめ
HALCON
のquery_param_info
関数は、画像処理やモデル解析の際にオペレータの動作を効率的に制御・最適化するための便利なツールです。この関数を活用することで、オペレータが使用するパラメータの詳細な情報を取得し、ワークフローの改善やエラーの防止に役立てることができます。