【HALCON】read_bar_code_model 関数について - バーコードモデルの読み込みと新規作成ガイド
2024-08-20
2024-08-20
HALCON
の read_bar_code_model
関数は、保存されたバーコードモデルをファイルから読み込み、それに基づいて新しいバーコードモデルを作成するために使用されます。この関数は、保存されたバーコードモデルを再利用する際に便利です。この記事では、read_bar_code_model
関数の使い方を詳しく解説します。
関数の概要
read_bar_code_model
関数は、ファイルからバーコードモデルを読み込み、同一のモデルを新規作成します。このモデルは、以前に write_bar_code_model
関数を使用して保存されたものでなければなりません。作成されたモデルは、BarCodeHandle
で管理され、バーコードの検出に利用されます。
関数のシグネチャ
read_bar_code_model( : : FileName : BarCodeHandle)
FileName
読み込むバーコードモデルファイルの名前を指定します。ファイルは、デフォルトで拡張子「.bcm」を持ちます。BarCodeHandle
出力オブジェクト。新規に作成されたバーコードモデルのハンドルが格納されます。
使用例
以下は、read_bar_code_model
関数を使用してバーコードモデルを読み込み、バーコードを検出する基本的な例です。
* バーコードモデルをファイルから読み込む
read_bar_code_model('bar_code_model.bcm', BarCodeHandle)
* 画像からバーコードを検出する
find_bar_code(Image, SymbolXLDs, BarCodeHandle, 'EAN-13', BarCodeData)
* バーコードモデルをクリア
clear_bar_code_model(BarCodeHandle)
この例では、以前保存されたバーコードモデルファイル bar_code_model.bcm
を読み込み、そのモデルを使って画像中のバーコードを検出しています。
結果とエラー処理
read_bar_code_model
関数が正常に動作した場合、バーコードモデルが正しく読み込まれ、新規モデルが作成されます。ファイルが見つからないか、読み込みに失敗した場合には例外が発生します。
まとめ
read_bar_code_model
関数は、保存されたバーコードモデルを再利用する際に非常に有用です。特に、同じモデルを繰り返し使用する場合や、異なるセッション間でモデルを保持したい場合に役立ちます。write_bar_code_model
関数と組み合わせて使うことで、バーコードモデルの管理が簡単になります。