【HALCON】read_data_code_2d_model 関数について - 2Dデータコードモデルの読み取りガイド
2024-08-20
2024-08-20
HALCON
のread_data_code_2d_model
関数は、保存された2Dデータコードモデルをファイルから読み込み、新しいモデルとして作成するための関数です。以前のセッションで保存された2Dデータコードモデルを再利用する際に役立ちます。この記事では、この関数の使い方を具体例を交えて詳しく説明します。
関数の概要
read_data_code_2d_model
関数は、write_data_code_2d_model
関数で保存された2Dデータコードモデルファイルを読み取り、新しいモデルを作成します。この新しいモデルは、データコードを検索およびデコードするために使用されます。
関数のシグネチャ
read_data_code_2d_model( : : FileName : DataCodeHandle)
-
FileName
入力コントロール。読み取る2Dデータコードモデルファイルの名前を指定します。
デフォルト値:'data_code_model.dcm'
ファイル拡張子:.dcm
-
DataCodeHandle
出力コントロール。作成された2Dデータコードモデルのハンドルが格納されます。
使用例
以下は、保存された2Dデータコードモデルをファイルから読み込み、それを使用して画像内のデータコードを検索する基本的な例です。
* 2Dデータコードモデルをファイルから読み込む
read_data_code_2d_model ('ecc200_trained_model.dcm', DataCodeHandle)
* データコードが含まれている画像を読み込む
read_image (Image, 'datacode/ecc200/ecc200_cpu_010')
* 画像内のデータコードを検索してデコード
find_data_code_2d (Image, SymbolXLDs, DataCodeHandle, [], [], ResultHandles, DecodedDataStrings)
* モデルをクリア
clear_data_code_2d_model (DataCodeHandle)
この例では、保存されたecc200_trained_model.dcm
ファイルからモデルを読み込み、そのモデルを使用して画像内のデータコードを検索およびデコードしています。
まとめ
read_data_code_2d_model
関数は、保存された2Dデータコードモデルをファイルから再利用するための便利なツールです。この関数を使うことで、以前にトレーニングされたモデルを容易に読み込み、データコードの検索やデコードを行うことができます。