【HALCON】reset_metrology_object_param 関数について - メトロロジーオブジェクトのパラメータリセット

【HALCON】reset_metrology_object_param 関数について - メトロロジーオブジェクトのパラメータリセット

2024-09-10

2024-09-10

HALCONreset_metrology_object_param関数は、メトロロジーオブジェクトに設定されたパラメータを初期状態にリセットするための関数です。メトロロジーオブジェクトは、測定対象を定義し、様々なパラメータに基づいて解析が行われますが、reset_metrology_object_paramを使ってパラメータをリセットし、新たな設定で測定を開始することが可能です。

reset_metrology_object_param 関数の概要

reset_metrology_object_paramは、メトロロジーオブジェクトに設定された測定パラメータを初期状態に戻します。この操作により、パラメータの設定をリセットして、異なる条件で新しい測定を行うための準備をします。複数の測定が必要な場合や、条件を変更して再度測定を行いたい場合に便利です。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

reset_metrology_object_param(MetrologyHandle, Index)
  • MetrologyHandle
    メトロロジーモデルのハンドル。
  • Index
    パラメータをリセットする対象のメトロロジーオブジェクトのインデックス。

* メトロロジーモデルを作成
create_metrology_model(MetrologyHandle)

* メトロロジーオブジェクトを追加(例: 線の測定)
add_metrology_object_line_measure(MetrologyHandle, 100, 100, 200, 200, 10, 5, 1.0, 1.0, Index)

* パラメータをリセット
reset_metrology_object_param(MetrologyHandle, Index)

* 新しい測定のためにパラメータを再設定
set_metrology_object_param(MetrologyHandle, Index, 'measure_length1', 15)

* 測定を実行
apply_metrology_measure(MetrologyHandle)

この例では、線のメトロロジーオブジェクトを追加した後、そのパラメータをreset_metrology_object_paramでリセットし、新しい測定条件に合わせて再設定しています。

応用例

測定条件の変更による再設定

測定対象や条件が変わる場合、既存のパラメータをリセットして新しい条件で再測定を行いたい場合に使用します。これにより、前の設定をクリアし、新しい測定を効率的に行うことができます。

複数オブジェクトのパラメータ管理

複数のメトロロジーオブジェクトを扱う場合、それぞれのオブジェクトに対して異なるパラメータを設定できます。reset_metrology_object_paramを使用して特定のオブジェクトのパラメータをリセットし、他のオブジェクトに影響を与えることなく再設定が可能です。

測定プロセスの柔軟な調整

パラメータをリセットすることで、測定プロセスを柔軟に調整できます。例えば、測定対象が微妙に変わった場合や、測定環境の条件を変更する場合に、リセットを行うことで迅速に対応できます。

必要なデータ

reset_metrology_object_param関数を使用するには、以下のデータが必要です。

  • メトロロジーモデルのハンドル:メトロロジーオブジェクトを管理するためのハンドル。
  • リセットするオブジェクトのインデックス:パラメータをリセットする対象のオブジェクトを指定するためのインデックス。

まとめ

HALCONreset_metrology_object_param関数は、メトロロジーオブジェクトに設定されたパラメータをリセットするための便利なツールです。これにより、異なる測定条件で再測定を行うための準備が整い、測定プロセスを柔軟に対応させることが可能です。特に、複数の測定を管理する場合や、条件を変更した測定を行う場合に有効です。

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