【HALCON】set_bar_code_param 関数について - バーコードパラメータの設定
2024-09-10
2024-09-10
HALCON
のset_bar_code_param
関数は、バーコード認識のパラメータを設定するための重要な関数です。この関数を使用することで、バーコードリーダーの動作を調整し、認識精度を向上させることができます。
set_bar_code_param 関数の概要
set_bar_code_param
関数は、バーコードの読み取りに関する設定を行うために使用されます。これにより、バーコードの種類や読み取り条件に応じてパラメータを調整することができます。
使用方法
基本的な使用方法は以下の通りです。
set_bar_code_param(BarCodeHandle, 'ParameterName', ParameterValue)
BarCodeHandle
バーコードの認識処理を行うためのハンドル。ParameterName
設定するパラメータの名前。ParameterValue
設定するパラメータの値。
例
* バーコードオブジェクトの作成
create_bar_code_object(BarCodeHandle)
* バーコードパラメータの設定
set_bar_code_param(BarCodeHandle, 'BarCodeType', 'EAN_13')
set_bar_code_param(BarCodeHandle, 'Threshold', 0.5)
この例では、create_bar_code_object
で生成したバーコードオブジェクトに対して、バーコードの種類をEAN_13
、しきい値を0.5
に設定しています。
応用例
読み取り精度の向上
バーコードの種類や認識条件に応じた適切なパラメータ設定により、読み取り精度を向上させることができます。例えば、異なるバーコードフォーマットに対応するために、BarCodeType
パラメータを設定します。
処理速度の最適化
Threshold
などのパラメータを調整することで、バーコード読み取り処理の速度を最適化できます。これにより、処理時間を短縮し、システム全体のパフォーマンスを向上させることが可能です。
環境に応じた調整
光の反射やバーコードの印刷状態など、環境条件に応じてパラメータを調整することで、様々な条件下でも安定した読み取りを実現できます。
まとめ
HALCON
のset_bar_code_param
関数は、バーコード認識のパラメータを柔軟に設定するための強力なツールです。この関数を活用することで、バーコードの読み取り精度や処理速度を最適化し、様々な条件下での認識性能を向上させることができます。