【HALCON】set_bar_code_param_specific 関数について - 特定のバーコードパラメータの設定

HALCONのset_bar_code_param_specific関数は、バーコード認識のための特定のパラメータを設定するための関数です。この関数を使用することで、特定の条件に合わせた精密な設定が可能となり、バーコードの読み取り精度やパフォーマンスを向上させることができます。

set_bar_code_param_specific 関数の概要

set_bar_code_param_specific関数は、バーコード認識に関連する特定のパラメータを設定する際に使用されます。これにより、バーコードの種類や認識環境に応じた細かな調整が可能になります。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

set_bar_code_param_specific(BarCodeHandle, 'ParameterName', ParameterValue)

• BarCodeHandle
  バーコード認識用のハンドル。
• ParameterName
  設定する特定のパラメータの名前。
• ParameterValue
  設定するパラメータの値。

例

* バーコードオブジェクトの作成
create_bar_code_object(BarCodeHandle)

* 特定のバーコードパラメータの設定
set_bar_code_param_specific(BarCodeHandle, 'EAN_13_MaximumLength', 13)
set_bar_code_param_specific(BarCodeHandle, 'QR_Code_ErrorCorrection', 'L')

この例では、create_bar_code_objectで生成したバーコードオブジェクトに対して、EAN_13_MaximumLengthとQR_Code_ErrorCorrectionという特定のパラメータを設定しています。

応用例

認識精度の向上

特定のバーコードフォーマットに対して最適なパラメータ設定を行うことで、認識精度を大幅に向上させることができます。例えば、バーコードの最大長やエラー訂正レベルを設定することができます。

環境に応じた調整

バーコードの読み取り環境に応じて、パラメータを調整することで、さまざまな条件下での認識性能を向上させることが可能です。これにより、異なる照明条件やバーコードの印刷品質に対応できます。

特定のバーコードフォーマットへの対応

特定のバーコードフォーマットや規格に合わせた設定を行うことで、特定の業界標準や要求に適合させることができます。これにより、業界で求められる精度や仕様に対応することが可能です。

まとめ

HALCONのset_bar_code_param_specific関数は、バーコード認識のための特定のパラメータを設定するための強力なツールです。この関数を活用することで、特定の条件に合わせた認識精度やパフォーマンスを実現し、さまざまな環境下でのバーコード読み取り性能を最適化することができます。