【HALCON】set_calib_data_cam_param 関数について - カメラパラメータの設定

HALCONのset_calib_data_cam_param関数は、カメラキャリブレーションデータ内でカメラのパラメータを設定するための関数です。この関数を利用することで、カメラの内部および外部パラメータを調整し、キャリブレーションの精度を向上させることができます。

set_calib_data_cam_param 関数の概要

set_calib_data_cam_param関数は、キャリブレーションデータ内のカメラパラメータを設定します。これにより、カメラの特性に基づいた適切なキャリブレーションが可能になります。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

set_calib_data_cam_param(CalibDataHandle, 'ParameterName', ParameterValue)

• CalibDataHandle
  キャリブレーションデータオブジェクトのハンドル。
• ParameterName
  設定するカメラパラメータの名前。
• ParameterValue
  設定するカメラパラメータの値。

例

* キャリブレーションデータオブジェクトの作成
create_calib_data('camera', 1, CalibDataHandle)

* カメラパラメータの設定
set_calib_data_cam_param(CalibDataHandle, 'FocalLength', 1000)
set_calib_data_cam_param(CalibDataHandle, 'PrincipalPoint', [320, 240])
set_calib_data_cam_param(CalibDataHandle, 'DistortionCoeffs', [0.1, -0.05, 0.01, 0.02])

この例では、create_calib_dataで作成したキャリブレーションデータオブジェクトに対して、焦点距離や主点、歪み係数を設定しています。

応用例

カメラの精度向上

カメラパラメータを適切に設定することで、キャリブレーションの精度が向上します。特に、焦点距離や主点の設定は重要です。

特定の撮影条件への対応

異なる撮影条件や環境に合わせたパラメータ調整が可能です。これにより、さまざまなアプリケーションでのキャリブレーションが実現できます。

カスタマイズされたキャリブレーション

特定のカメラモデルや用途に応じたカスタマイズが行え、より正確なキャリブレーション結果を得ることができます。

まとめ

HALCONのset_calib_data_cam_param関数は、カメラキャリブレーションデータ内でのパラメータ設定を効率的に行うためのツールです。この関数を活用することで、カメラパラメータの調整が可能となり、キャリブレーションの精度や性能を向上させることができます。