【HALCON】set_calib_data_observ_points 関数について - 観測点の設定

HALCONのset_calib_data_observ_points関数は、カメラキャリブレーションデータに観測点を設定するための関数です。この関数を利用することで、キャリブレーションの精度を向上させるために必要な観測点を正確に指定することができます。

set_calib_data_observ_points 関数の概要

set_calib_data_observ_points関数は、キャリブレーションデータ内に観測点を設定します。これにより、カメラキャリブレーションの精度を高め、より正確なキャリブレーション結果を得ることができます。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

set_calib_data_observ_points(CalibDataHandle, 'ObservationPointName', ObservationPoints)

• CalibDataHandle
  キャリブレーションデータオブジェクトのハンドル。
• ObservationPointName
  設定する観測点の名前。
• ObservationPoints
  観測点の座標を含むリストまたは配列。

例

* キャリブレーションデータオブジェクトの作成
create_calib_data('camera', 1, CalibDataHandle)

* 観測点の設定
set_calib_data_observ_points(CalibDataHandle, 'PatternPoints', [[100, 200], [150, 250], [200, 300]])

この例では、create_calib_dataで作成したキャリブレーションデータオブジェクトに対して、3つの観測点を設定しています。

応用例

キャリブレーション精度の向上

正確な観測点を設定することで、キャリブレーションの精度が向上し、測定の正確性が増します。

異なる環境への対応

異なる撮影条件や環境に合わせた観測点の設定が可能です。これにより、さまざまなシナリオでのキャリブレーションが実現できます。

カスタムキャリブレーションパターンの利用

特定のキャリブレーションパターンに基づいた観測点の設定が行え、カスタムキャリブレーションが可能になります。

まとめ

HALCONのset_calib_data_observ_points関数は、キャリブレーションデータ内での観測点の設定を効率的に行うためのツールです。この関数を活用することで、キャリブレーションの精度を向上させるための正確な観測点を設定することができます。