【HALCON】set_framegrabber_callback 関数について - フレームグラバーのコールバック設定

HALCONのset_framegrabber_callback関数は、フレームグラバーからのデータ取得時に実行されるコールバック関数を設定するための関数です。この機能を活用することで、画像処理の過程でフレームの取得や処理時に特定のアクションを実行することができます。

set_framegrabber_callback 関数の概要

set_framegrabber_callback関数は、フレームグラバーがフレームをキャプチャするたびに実行されるコールバック関数を設定します。このコールバック関数は、フレーム取得後に追加の処理を行うために使用されます。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

set_framegrabber_callback(FrameGrabber, CallbackFunction, CallbackData)

• FrameGrabber
  フレームグラバーオブジェクトを指定します。
• CallbackFunction
  フレームキャプチャ後に呼び出されるコールバック関数のポインタを指定します。
• CallbackData
  コールバック関数に渡されるデータを指定します。このデータは、コールバック関数内で処理するために使用されます。

例

* フレームグラバーの設定
set_framegrabber_callback(FrameGrabber, MyCallbackFunction, UserData)

この例では、MyCallbackFunctionというコールバック関数を設定し、UserDataというデータをその関数に渡しています。

主なパラメータ

FrameGrabber

FrameGrabberパラメータには、フレームグラバーオブジェクトを指定します。このオブジェクトがフレームをキャプチャする際にコールバック関数が呼び出されます。

CallbackFunction

CallbackFunctionには、フレームキャプチャ後に実行される関数のポインタを指定します。この関数は、フレームグラバーがフレームを取得するたびに呼び出されます。

CallbackData

CallbackDataには、コールバック関数に渡すデータを指定します。このデータは、コールバック関数内での処理に役立ちます。

応用例

リアルタイム処理

フレームキャプチャ時にリアルタイムで処理を行いたい場合、コールバック関数を利用してフレームごとに画像処理を実行できます。例えば、画像解析やフィルタリングなどです。

イベント駆動型処理

特定のイベントや条件に応じてフレームキャプチャ後に処理を実行するために、コールバック関数を設定することができます。これにより、柔軟な処理が可能になります。

まとめ

HALCONのset_framegrabber_callback関数は、フレームグラバーからのデータ取得時にコールバック関数を設定するための重要なツールです。この関数を使用することで、フレームキャプチャ後の処理を柔軟にカスタマイズし、リアルタイムでの画像処理やイベント駆動型のアクションが可能になります。