【HALCON】set_line_style 関数について - 線のスタイル設定

HALCONのset_line_style関数は、画像や図形の描画時に使用する線のスタイルを設定するための関数です。これを使って、描画時の線を実線や破線、点線などにカスタマイズし、視覚的な効果を調整することができます。

set_line_style 関数の概要

set_line_style関数は、描画時の線のスタイルを制御するために使用されます。線のスタイルは、実線、破線、点線など、描画に使う線のパターンを変更できます。スタイルは、描画する線の長さと空白の長さを配列で指定してカスタマイズします。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

set_line_style(LineStyle)

• LineStyle
  線のスタイルを表す整数の配列を指定します。配列の要素は交互に「線の長さ」と「空白の長さ」を示します。空白を含まない実線を指定する場合は、空の配列[]を使用します。

例

* 実線を設定
set_line_style([])

* 10ピクセルの線と5ピクセルの空白を繰り返す破線スタイルを設定
set_line_style([10, 5])

* 5ピクセルの線、3ピクセルの空白、1ピクセルの点線のスタイルを設定
set_line_style([5, 3, 1, 3])

この例では、[]で実線、[10, 5]で10ピクセルの線と5ピクセルの空白を持つ破線、[5, 3, 1, 3]で複雑な点線パターンを設定しています。

主なパラメータ

LineStyle（線のスタイル）

LineStyleには、線と空白の長さを交互に指定する整数の配列を設定します。

• 例えば、[10, 5]では、10ピクセルの線と5ピクセルの空白が繰り返されます。
• 実線を使用する場合は、空の配列[]を指定します。

応用例

図形の描画

オブジェクトや輪郭の描画時に、破線や点線を使って注目すべき領域を強調することができます。これにより、視覚的に異なる線のスタイルを使用して、情報を区別しやすくできます。

UIのカスタマイズ

線のスタイルを変更することで、アプリケーションやユーザーインターフェースのデザインを柔軟にカスタマイズできます。破線を使ってガイドラインやセグメントを示すことが可能です。

デバッグや解析

画像解析時に、実線や破線を使い分けることで、重要なラインや輪郭を強調して表示し、処理結果の確認やデバッグがしやすくなります。

まとめ

HALCONのset_line_style関数は、描画時の線のスタイルを自由に設定するためのツールです。この関数を使用することで、実線や破線、点線など、さまざまな描画パターンを指定でき、視覚的なカスタマイズや解析に役立てることができます。