【HALCON】set_mshape 関数について - 描画形状の設定

HALCONのset_mshape関数は、画像描画時に使用される点の形状を設定するための関数です。この関数を使用することで、描画される点の形状やスタイルを変更し、画像上で強調したい部分や特定のオブジェクトを視覚的に調整できます。

set_mshape 関数の概要

set_mshape関数は、画像上で描画される点の形状を設定します。点の形状は、画像の一部を強調したり、視覚的な効果を高めるために重要です。設定できる形状には、'dot'、'box'、'circle'などがあり、ユーザーは目的に応じて適切な形状を選択できます。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

set_mshape(Shape)

• Shape
  描画する点の形状を指定します。例えば、'dot'、'box'、'circle'などを選択できます。

例

* 描画形状をドットに設定
set_mshape('dot')

* 描画形状をボックスに設定
set_mshape('box')

* 描画形状を円に設定
set_mshape('circle')

この例では、描画形状をそれぞれドット、ボックス、円に設定しています。

主なパラメータ

Shape（形状）

Shapeには、描画する点の形状を指定します。以下は、一般的な形状の例です。

• 'dot' : 点として描画します。
• 'box' : 四角形の形状で描画します。
• 'circle' : 円形の形状で描画します。

応用例

強調表示

描画形状を変更することで、画像上の特定の点やエリアを強調表示できます。例えば、'circle'を選択して重要な領域を囲んで表示することで、ユーザーの視点を誘導できます。

インタラクティブなUI開発

ユーザーが画像上でクリックしたポイントを視覚的に示すために、set_mshapeを使って点の形状を変更できます。例えば、クリックした位置を円形で表示することで、インタラクティブな操作を強調できます。

デバッグや解析

デバッグ時に、特定のオブジェクトや特徴点を可視化するために形状を変更することで、画像処理の結果を確認しやすくなります。例えば、エッジ検出後の点を'box'で表示することで、結果の確認がしやすくなります。

まとめ

HALCONのset_mshape関数は、画像描画時の点の形状を柔軟に設定できるツールです。描画形状を変更することで、視覚的な効果を高めたり、重要な情報を強調して表示することが可能です。用途に応じて適切な形状を選択し、効率的な画像処理をサポートします。