【HALCON】set_object_model_3d_attrib 関数について - 3Dオブジェクトモデルの属性設定

【HALCON】set_object_model_3d_attrib 関数について - 3Dオブジェクトモデルの属性設定

2024-09-10

2024-09-10

HALCONset_object_model_3d_attrib関数は、3Dオブジェクトモデルに対して属性情報を設定するための関数です。この関数を使用することで、3Dオブジェクトモデルの属性をカスタマイズし、画像処理や解析におけるモデルの表現を最適化できます。

set_object_model_3d_attrib 関数の概要

set_object_model_3d_attrib関数は、3Dオブジェクトモデルに新しい属性を追加したり、既存の属性を変更するために使用されます。これにより、モデルの外観や処理に影響を与えるさまざまな情報を設定できます。設定された属性は、表示や処理に反映され、画像処理やシミュレーションにおいて重要な役割を果たします。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

set_object_model_3d_attrib(ObjectModel3D, AttributeName, Value)
  • ObjectModel3D
    操作対象の3Dオブジェクトモデルのハンドルです。
  • AttributeName
    設定する属性の名前を指定します。例として、'name''color'などがあります。
  • Value
    設定する属性に対する値を指定します。数値、文字列、ベクトルなど、属性によって異なります。

* 3Dオブジェクトモデルに色(赤)を設定
set_object_model_3d_attrib(ObjectModel3D, 'color', [255, 0, 0])

* 3Dオブジェクトモデルに名前を設定
set_object_model_3d_attrib(ObjectModel3D, 'name', 'SampleModel')

* 3Dオブジェクトモデルの位置姿勢を設定
set_object_model_3d_attrib(ObjectModel3D, 'pose', [0, 0, 0, 0, 0, 0])

この例では、3Dオブジェクトモデルに対して色、名前、位置姿勢を設定しています。

主なパラメータ

color(色)

'color'属性は、3Dオブジェクトモデルの表示色を設定します。値はRGB形式のベクトルで指定されます。たとえば、[255, 0, 0]は赤色を意味します。

name(名前)

'name'属性は、3Dオブジェクトモデルの名前を設定します。これにより、モデルを特定するための識別情報として使用できます。

pose(位置姿勢)

'pose'属性は、3Dオブジェクトモデルの空間における位置や姿勢を定義します。位置はX、Y、Zの座標、姿勢は回転角度として設定されます。

応用例

モデルの色分けによる視覚的強調

複数の3Dオブジェクトを扱う際、各オブジェクトに異なる色を設定することで、表示や解析時にオブジェクトを視覚的に区別しやすくなります。例えば、異なる部品を色分けすることで、検査や設計に役立てることができます。

複数のオブジェクトモデルの管理

'name'属性を使用して、3Dオブジェクトに名前を付けることで、複数のモデルを管理しやすくなります。特に、複雑なシーンや複数の部品を扱う場合に、オブジェクト名でモデルを識別することが可能です。

動的な位置設定とシミュレーション

3Dオブジェクトモデルの'pose'属性を使用して、動的に位置や姿勢を変更することで、ロボットシミュレーションや動作解析などのリアルタイム処理において、モデルの動きや配置を再現できます。

まとめ

HALCONset_object_model_3d_attrib関数は、3Dオブジェクトモデルに属性情報を追加・変更し、モデルの外観や位置をカスタマイズするための重要なツールです。この関数を活用することで、3Dオブジェクトの表示や処理を最適化し、効率的な画像処理やシミュレーションが可能になります。

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