【HALCON】set_scene_3d_label_param 関数について - 3Dシーンラベルパラメータの設定

HALCONのset_scene_3d_label_param関数は、3Dシーン内に配置されたラベルの表示方法や動作を設定するための関数です。ラベルは、シーン内のオブジェクトやポイントに情報を表示するために使用されます。この関数を使用することで、ラベルの位置や色、フォントなどを柔軟に制御し、3D解析や視覚化プロジェクトを効率的に管理できます。

set_scene_3d_label_param 関数の概要

set_scene_3d_label_param関数は、3Dシーン内に存在するラベルに対して、特定のパラメータを設定します。これにより、ラベルの見た目や動作を調整し、シーン内の情報を適切に表示できます。ラベルは、3Dオブジェクトに関連付けられた情報を視覚化するために使用され、シーン内のオブジェクトに対する追加情報や説明を付加するのに役立ちます。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

set_scene_3d_label_param(LabelID, ParamName, ParamValue)

• LabelID
  パラメータを設定するラベルの識別子。
• ParamName
  設定するパラメータの名前。例として「position」「color」「font_size」などがあります。
• ParamValue
  設定するパラメータの値。パラメータに応じて、位置ベクトル、色、フォントサイズの指定などが必要です。

具体例

以下に、set_scene_3d_label_param関数を使用して3Dシーン内のラベルパラメータを設定する例を示します。

* ラベルの位置を設定
set_scene_3d_label_param(LabelID, 'position', [100, 50, 30])

* ラベルの色を青に設定
set_scene_3d_label_param(LabelID, 'color', [0.0, 0.0, 1.0])

* ラベルのフォントサイズを設定
set_scene_3d_label_param(LabelID, 'font_size', 12)

この例では、ラベルの位置を[100, 50, 30]に設定し、色を青（[0.0, 0.0, 1.0]）に変更し、フォントサイズを12ポイントに設定しています。これにより、ラベルの外観や表示場所を柔軟にコントロールできます。

応用例

set_scene_3d_label_param関数は、以下のようなシナリオで効果的に使用されます。

• 3Dビジュアライゼーション
  3Dシーン内のオブジェクトにラベルを追加し、関連情報を視覚的に提示することで、わかりやすいビジュアライゼーションを実現します。

• 産業用検査システム
  検査対象物に対してラベルを付加し、検査結果や品質情報を即座に確認できるシステムを構築します。

• 教育やデモンストレーション
  3Dシーン内でオブジェクトの機能や特性をラベルを通じて説明することで、視覚的なデモンストレーションや教育目的のツールとして使用できます。

まとめ

HALCONのset_scene_3d_label_param関数は、3Dシーン内のラベルに対してパラメータを設定し、効率的にビジュアライゼーションや解析を行うための便利なツールです。この関数を使用することで、ラベルの外観や動作を細かく制御し、3Dシーンの情報提示を最適化できます。