【HALCON】set_tposition 関数について - テキスト表示位置の設定
2024-09-12
2024-09-12
HALCON
のset_tposition
関数は、画像処理やグラフィカルインターフェースにおいてテキストの表示位置を設定するための関数です。画像解析結果や注釈などを表示する際に、任意の座標にテキストを配置することが可能で、視認性やレイアウトの調整に役立ちます。
set_tposition 関数の概要
set_tposition
関数は、HALCON
システム内でテキストを表示する際に、その表示位置を指定するために使用されます。テキストの表示は、解析結果の表示やユーザーへのフィードバックを目的として広く使われます。この関数を使うことで、画面内の任意の位置にテキストを配置でき、視認性や表示のカスタマイズが可能になります。
使用方法
基本的な使用方法は以下の通りです。
set_tposition(WindowHandle, Row, Column)
WindowHandle
テキストを表示するウィンドウのハンドル。Row
テキストを表示する位置のy座標(行)。Column
テキストを表示する位置のx座標(列)。
具体例
以下に、set_tposition
関数を使用してテキストの表示位置を設定する例を示します。
* テキストの表示位置を設定(y=100, x=200)
set_tposition(WindowHandle, 100, 200)
* テキストをウィンドウに表示
disp_message(WindowHandle, 'Hello, `HALCON`!', 'window', 100, 200, 'black', 'true')
この例では、set_tposition
関数でテキストをウィンドウ内の座標(100, 200)
に表示するよう設定しています。次に、disp_message
関数を使って指定した位置に「Hello, HALCON
!」というメッセージを表示します。
応用例
set_tposition
関数は、以下のような場面で有効に使用できます。
-
画像処理結果の注釈表示
画像解析の結果や重要な情報を、解析結果に重ねて表示する際、テキストの位置を正確に指定できます。 -
ユーザーインターフェースの構築
画像処理システム内で、動的なユーザーインターフェースを構築する際に、ユーザーへの指示や情報を適切な位置に表示します。 -
デバッグや検査工程の表示
デバッグ時に、画像上の特定のポイントにテキストを表示することで、検査や確認がしやすくなります。
まとめ
HALCON
のset_tposition
関数は、テキスト表示位置を柔軟に設定するためのツールであり、画像処理結果や注釈を適切な位置に表示するために役立ちます。この関数を使用することで、視認性の向上やレイアウトのカスタマイズが可能になり、ユーザーに対して分かりやすい情報提示が実現します。