【HALCON】tuple_find_last 関数について - 最後の一致を検索

HALCONのtuple_find_last関数は、数値リスト内で指定された値の最後の一致を検索し、その位置を特定するための関数です。この関数は、データリスト内で最後に一致する要素を迅速に見つけるのに役立ちます。

tuple_find_last 関数の概要

tuple_find_last関数は、リスト内で指定された値が最後に見つかった位置を返します。リスト内にその値が存在しない場合は-1が返されます。インデックスは0から始まります。

使用方法

基本的な使用方法は以下の通りです。

tuple_find_last(List, Value, Index)

• List
  検索対象となる数値リスト。
• Value
  リスト内で検索する値。
• Index
  検索結果として、値が最後に見つかった位置が格納される変数。

具体例

以下に、tuple_find_last関数を使用して数値リスト内の最後の一致を検索する例を示します。

* 数値のリスト
List := [10, 20, 30, 40, 30, 50]

* 値の検索
tuple_find_last(List, 30, Index)

* 結果を表示
disp_message(WindowHandle, 'Last occurrence of 30 is at index: ' + Index, 'window', 12, 12, 'black', 'true')

この例では、List内で値30の最後の一致を検索し、その位置をIndexに格納します。Indexには、最後に見つかった位置が表示されます。

応用例

tuple_find_last関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。

• データ検索
  データリスト内で最後に一致する要素を見つける際に使用します。

• 条件に基づく処理
  最後に一致する値が存在するかどうかを確認し、その結果に基づいて処理を行う際に役立ちます。

• エラーチェック
  データ処理の際に、期待する値がリスト内に最後に存在するかどうかをチェックするために使用します。

まとめ

HALCONのtuple_find_last関数は、数値リスト内で指定された値の最後の一致を検索し、その位置を特定するための強力なツールです。この関数を活用することで、データ処理や分析がより効率的に行えるようになります。