【HALCON】write_data_code_2d_model 関数について - 2Dデータコードモデルの保存
2024-09-12
2024-09-12
HALCON
のwrite_data_code_2d_model
関数は、トレーニング済みの2Dデータコード認識モデルを外部ファイルに保存するための関数です。2Dデータコードは、QRコードやデータマトリックスのような2Dコードを読み取り、デコードするために使用されます。この関数を利用することで、トレーニング済みのモデルを保存し、再利用や他のプロジェクトで活用することが可能です。
write_data_code_2d_model 関数の概要
write_data_code_2d_model
関数は、2Dデータコードモデルをファイルに保存します。このモデルには、QRコードやデータマトリックスなど、2Dコードの認識やデコードに必要なパラメータが含まれており、一度作成したモデルをファイルとして保存しておくことで、後から再利用できます。これにより、毎回モデルを作成する手間を省くことができます。
使用方法
基本的な使用方法は以下の通りです。
write_data_code_2d_model(DataCodeHandle, FileName)
DataCodeHandle
保存する2Dデータコードモデルのハンドル。2Dコードモデルの作成後に取得されます。FileName
2Dデータコードモデルを保存するファイルのパス。指定されたパスにモデルが保存されます。
この関数を使用することで、トレーニング済みの2Dデータコードモデルが外部ファイルとして保存され、他のプロジェクトやシステムで再利用できます。
具体例
以下に、write_data_code_2d_model
関数を使用して2Dデータコードモデルを保存する例を示します。
* 2Dデータコードモデルの作成
create_data_code_2d_model('QR Code', [], [], DataCodeHandle)
* 2Dデータコードモデルの設定
set_data_code_2d_param(DataCodeHandle, 'default_parameters', 'standard_recognition')
* 2Dデータコードモデルをファイルに保存
write_data_code_2d_model(DataCodeHandle, 'datacode_model.hdcm')
* 保存完了のメッセージを表示
disp_message(WindowHandle, '2D Data Code model saved successfully', 'window', 12, 12, 'black', 'true')
この例では、create_data_code_2d_model
でQRコード認識用の2Dデータコードモデルを作成し、set_data_code_2d_param
でモデルのパラメータを設定しています。その後、write_data_code_2d_model
を使用して、モデルをdatacode_model.hdcm
というファイル名で保存しています。
応用例
write_data_code_2d_model
関数は、以下のようなシナリオで特に有用です。
-
トレーニング済みモデルの再利用
一度作成した2Dデータコードモデルを保存しておくことで、再度モデルを作成することなく、異なるプロジェクトやシステムでモデルを再利用できます。 -
認識モデルの共有
保存した2Dデータコードモデルをチーム内や他のシステムと共有し、同じ認識モデルを活用することができます。 -
モデルの長期保存
プロジェクトのライフサイクルにわたってトレーニング済みモデルを保存しておき、将来的に再利用や解析を行うことが可能です。
まとめ
HALCON
のwrite_data_code_2d_model
関数は、2Dデータコードモデルを外部ファイルに保存し、再利用や他のプロジェクトで活用するための便利なツールです。保存されたモデルを使用することで、毎回モデルを作成する手間を省き、作業効率を大幅に向上させることができます。