【Azure】Azureのインフラ構築のステップとポイント
2023-09-07
2024-08-13
クラウド技術の進化により、多くの企業がオンプレミスからクラウドへと移行を進めています。Microsoft Azureは、その中でも高い信頼性と拡張性を持ったクラウドサービスとして多くの企業から選ばれています。この記事では、Azureでのインフラ構築の基本的なステップと注意点について紹介します。
インフラ構築の目的と要件を明確に
- 目的の明確化:何のためのインフラなのか? (例: Webアプリケーションのホスティング、データベースの設置など)
- 要件の洗い出し:必要なリソース、冗長性、スケーラビリティ、セキュリティ要件などをリストアップします。
Azureリソースの選択
- 仮想マシン:Azure VMを使用して、オンプレミスのサーバーと同様の構築が可能。
- ストレージ:Blob、Queue、Table、Diskなど、用途に応じたストレージを選択。
- ネットワーク:VNet, Subnet, VPN, Load Balancerなど、必要なネットワークリソースを選択・構築。
セキュリティ設定
- ネットワークセキュリティグループ (NSG):仮想ネットワークのセキュリティを制御するためのルールセット。
- Azure Key Vault:機密情報や証明書を安全に管理。
- マルチファクタ認証 (MFA):アカウントのセキュリティを強化。
バックアップと災害復旧
- Azure Backup:データのバックアップとリストア。
- Azure Site Recovery:災害発生時のデータ復旧とアプリケーションの継続的な可用性を確保。
監視と運用
- Azure Monitor:アプリケーションやインフラの監視。
- Azure Automation:定期的なタスクや設定の自動化。
チューニングと最適化
- Azure Advisor:パフォーマンス、セキュリティ、コストの最適化のための推奨事項を提供。
Azureでのインフラ構築は、多くのサービスと組み合わせることで、高度にカスタマイズされた環境を作ることができます。ただし、選択の幅が広いだけに、事前の計画と十分なテストが重要となります。インフラのライフサイクルを通じて、Azureの提供する各種サービスを最大限に活用し、効果的なインフラを構築しましょう。