Python
の異なるバージョンを使う場合、特定のバージョンに対応したパッケージをインストールすることが必要です。これを効率的に行うためのPIPの使用方法を紹介します。
複数のPython
バージョンでのPIPの使い方
python -m pip
を使う
Python
2系と3系のどちらでも、python -m pip
形式を使うことで、指定したバージョンに対してパッケージをインストールできます。これは、どの環境でも互換性が高く、推奨されている方法です。
# Python 2.7でパッケージをインストール
python2.7 -m pip install package_name
# Python 3.6でパッケージをインストール
python3.6 -m pip install package_name
Windowsでのpy
コマンドの使用
Windows環境では、py
コマンドを使うと簡単にPython
のバージョンを切り替えてPIPでパッケージをインストールできます。
# Python 2.xでPIPを使う
py -2 -m pip install package_name
# Python 3.xでPIPを使う
py -3 -m pip install package_name
get-pip.py
でPIPをインストール
もしPIPがインストールされていない場合、get-pip.py
をダウンロードして使います。
# PIPのインストール
curl -O https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py
python2.7 get-pip.py
まとめ
複数のPython
バージョンでPIPを使い分ける場合、python -m pip
やpy
コマンドを活用すると管理が簡単になります。また、PIPのインストールが必要な場合は、get-pip.py
を利用して各バージョンに合わせて設定が可能です。