Pythonで無限大を表現する方法

Pythonでは、無限大(Infinity)を簡単に扱うことができます。数値演算やアルゴリズムで極限を扱う場合、無限大の表現は便利です。Pythonで無限大を表すには、主に2つの方法があります。

float('inf')を使用する方法

Pythonfloatクラスを使って、float('inf')とすることで正の無限大を表現できます。

positive_inf = float('inf')
negative_inf = float('-inf')

これにより、無限大や負の無限大を使った演算や比較が可能になります。

math.infを使用する方法

Pythonの標準ライブラリであるmathモジュールを使用すると、よりシンプルに無限大を表現できます。Python 3.5以降では、math.infが追加されています。

import math
positive_inf = math.inf
negative_inf = -math.inf

math.infは、特に数値計算やアルゴリズムにおいて、明示的に無限を扱う場合に便利です。

無限大の使用例

無限大は数値演算に使用でき、通常の数値との比較や四則演算もサポートされています。

print(positive_inf > 1000)  # 出力: True
print(negative_inf < -1000)  # 出力: True

また、無限大は最大値や最小値を表す用途でも使われます。

まとめ

Pythonで無限大を表現するには、float('inf')math.infを使用するのが簡単で便利です。これにより、極端な値を扱う計算やアルゴリズムで無限大を簡単に導入できます。